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環状2号線の地下で進んでいる相鉄・東急直通線の新横浜駅(仮称)について、建設を担当する鉄道・運輸機構は、来年度(2019年)4月から6月に入札を行い、約2年8カ月かけて工事を行うことを公表しています。

相鉄・東急直通線の新横浜駅(仮称)は宮内新横浜線地下を走るブルーラインを挟む込む形で、環状2号線の地下に4階建て構造となる(円形歩道橋近くの掲示)

現在は掘削などが行われている相鉄直通線の新横浜駅は、駅のホームや線路を設置するためのスペース(躯体=くたい)を作っている段階で、こうした土木工事が完了した後に、駅の新築工事を行う予定です。

今年(2018年)10月に公表した鉄道・運輸機構の発注見通しによると、「相鉄・東急直通線、新横浜(仮称)駅新築」工事については、地上1階・地下4階の2万2300平方メートルについて、約32カ月間(2年8カ月)かけて工事を行う計画で、入札は2019年度第一四半期(4月~6月)に実施する予定。

駅の真上にある環状2号線は地下30メートル超におよぶ空間の上を鉄板で覆っているだけの状態にあるため、駅の完成後は土で埋め戻す必要がある

また、今年1月から3月には、駅工事によって環状2号線地下に掘った“穴”を土で埋め戻して路面を復旧したり、長さ200メートルのホームを設置したり、階段を設置したりする工事の入札も行う計画で、これらは約3年間かけて完了するとしています。

このほか、羽沢横浜国大駅と新横浜駅の周辺に2カ所の変電所を設ける計画があることから、来年中に設計が始まる見通しです。

2022年度下期(2022年10月~2023年3月)とされている相鉄・東急直通線の開業へ向け、これから4年間はさまざまな工事が行われることになりそうです。

【関連記事】

<相鉄直通線・新横浜駅>ブルーライン交差部の複雑な難工事「山場は超えた」(2018年3月5日)

【参考リンク】

鉄道・運輸機構(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)

相鉄・東急直通線「新横浜駅(仮称)」の工事順序(鉄道・運輸機構)

相鉄・東急直通線について(東急電鉄)