2003(平成15)年の開館から22年の時を経て、来館者50万人を達成。年間約2万人を超える来場者が「流域センター」での学びの時間を体験しています。
JR横浜線小机駅北口(日産スタジアム側)から徒歩約8分、国土交通省の京浜河川事務所が運営する地域防災施設「鶴見川流域センター」(小机町)では、きのう(2025年)12月18日(木)に来館者数50万人を達成。
新横浜公園と鶴見川が一望できる地(多目的遊水地交差点)にあるこの施設を、この日訪れた都田西小学校(都筑区池辺町、井上強校長)の4年生1クラスの児童約30人を対象に、サプライズでの記念セレモニーが同日午前に同センターで行われました。
同クラスでは、学校の池にカメやコイがいることでの“生き物”への興味から、それらを調べるうちに同センターの存在にたどりついたといい、鶴見川流域での活動を行う「NPO法人鶴見川ネットワーキング(TRネット)」(綱島西2、岸由二代表理事)の講師を学校に招へい。

記念の「くす玉割り」の感動のシーンも
クラス担任を務める土一聖教諭は、「自然のビオトープ(生きものの暮らす場所)を見に行こう、ということから、鶴見川の亀の子橋(亀甲橋)付近と、流域センターを訪れることになりました」と、50万人に達した偶然を喜びます。
大野光秀センター長(京浜河川事務所事業対策官)から、同クラスに対する「来場者50万人認定証」と、鶴見川流域の形から生まれたキャラクター「バクちゃん」のぬいぐるみ、来館記念の特製バッジが贈られ、50万人の達成を祝う瞬間を、国土交通省の職員やスタッフらと共有しました。
来館者が40万人に達したのは、30万人となった2017年3月からわずか2年5カ月たたない2019年8月時点。
以降、2020年からの「新型コロナ禍」での2度の休館という苦難を乗り越えての50万人の達成となりました。
洪水が多発していた川の治水対策として2004(平成16)年に作られた総合ビジョン「鶴見川流域水マスタープラン(水マス)」を発信する拠点として、年間平均では2万3千人近い来場者が訪れる同センター。
鶴見川の洪水被害といった歴史を学べるばかりでなく、鶴見川流域の全体を写した巨大な航空写真や流域全体の山や丘などを再現した模型、鶴見川に生息する魚だけで構成された、約60種類が展示されている「ミニ水族館」や「川の生き物」に触れることができるコーナーなども設けられており、特に土日などの週末はファミリー層でにぎわいます。
スポーツや憩いの場として親しまれている新横浜公園(小机町)も、大雨の時には「鶴見川多目的遊水地」に一変。鶴見川の水が溜まってしまう地形を生かし、川からあふれそうな水を一時的に貯める「池」として活用できるようになっています。

約60種類が展示されている「ミニ水族館」の見学も行われた
ここで大量の水を“預かる”ことにより、新羽地区や大倉山、綱島エリアや幸区、鶴見区などの下流にまで広がる街に水をあふれ出させないという重要な役割についても同センターで学ぶことが可能。流域の自然や生態系を学べるばかりでなく、ハザードマップなどの展示による流域での防災についても知ることが可能です。
週末や学校などが長期休暇の時期に行われる数々のイベントも好評を博しており、これからもより多くの来館者が訪れることでの“流域全体”での防災力の向上につながることが望まれます。
なお、同センターの営業時間は10時から17時まで、火曜日と年末年始(12月26日~1月6日)は休館予定です。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
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・<新横浜公園>台風19号で鶴見川から流れ込んだ水は過去3番目の量に(2019年10月21日)※大野光秀センター長はこの時、同センターを担当する業務に就いていた
・川の生きものや防災学べる鶴見川流域センター、ハイペースで来館40万人達成(2019年8月26日)
・来場者は右肩上がり、小机の「鶴見川流域センター」が伝え続ける身近な川の魅力と怖さ(2017年5月3日)
【参考リンク】
・鶴見川流域センターの公式ページ(国土交通省 京浜河川事務所)
・鶴見川の歴史年表(水害の歴史)(同)
・鶴見川ってどんな川?(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング=TRネット)
・水マスサポーター(同)





