2月28日に合格発表が行われた神奈川県の2025(令和7)年度「公立高校入試」で、県教育委員会は取消者数なども踏まえた各校の最終的な競争率を発表するとともに、欠員が出た学校での「二次募集」の概要を発表しました。願書受付日は3月4日(火)と5日(水)のみです。
港北区など北部6区の「横浜北地区」(鶴見・神奈川・港北・緑・青葉・都筑)の取消者数(私立や国立など別の学校へ進学するため受検後に取り消した数)なども踏まえた普通科の競争率は横浜翠嵐高校(神奈川区三ツ沢南町)の1.89倍がもっとも高く、岸根高校(港北区岸根町)の1.47倍、川和高校(都筑区川和町)の1.36倍と続きました。

横浜市内と川崎市内の全日制普通科(クリエイティブスクールを除く)における取消などを含む2月28日の最終的な競争倍率の一覧(県教育委員会の発表資料より)、これらの高校以外の競争率は県発表のPDFファイルで直接確認を
このほか、単位制などでは神奈川総合高校(神奈川区平川町)の「舞台芸術科」が1.83倍、「普通科個性化コース」は1.65倍、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校(鶴見区小野町)は1.47倍などとなっています。
横浜北の全日普通科は二次募集なし
全日制普通科の二次募集は、横浜北地区では欠員が出ていないため該当校がなく、横浜市内では二俣川高校(3月末まで二俣川看護福祉高校、旭区中尾)の8人のみ。川崎市内でも菅高校(多摩区菅馬場)の12人と麻生高校(麻生区金程)の4人に限られています。

二次募集が行われる「全日制普通科」と「普通科クリエイティブスクール」の一覧(県教育委員会の発表資料より)、これらの高校以外の「専門学科」「単位制普通科」などの募集校は県発表のPDFファイルで直接確認を
普通科クリエイティブスクールでは田奈高校(青葉区桂台)が61人を募集し、専門学科(工業系など)や単位制普通科、単位制総合学科、昼間の定時制(川崎市立川崎高校)などでも募集が行われます。
募集期間(願書受付日)は3月4日(火)の9時から16時(12時から13時は除く)と5日(水)の9時から12時まで。志願変更可能日は3月6日(木)と7日(金)、試験日は3月11日(火)です。
二次募集のほか、定時制と通信制が設定した定員のうち20%を募集する「定通分割選抜(定時制=夜間)・通信制)」(試験日3月17日)も別に行われます。
【関連記事】
・<2025年公立高入試>「志願変更」を経て横浜北地区の競争倍率に動き(2025年2月7日、受験前の状況)
【参考リンク】
・3月に行う検査(二次募集及び定通分割選抜)について(二次募集の受付は3月4日・5日のみ)
・2025年2月28日発表「(令和7年度)神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の合格者数及び二次募集について」(合格者数と欠員数に応じた二次募集について)
・「令和7年度 共通選抜 学力検査問題」(2025年の実施済み入試問題と正答表)