早くも梅の花が咲き誇る大倉山の梅林で、園児たちが未来の「白い花」開くシーンを夢見て植樹を行い、観梅会を盛り上げます。
“港北区三大まつり”の一つで今月（2024年）2月23日（金・祝）と24日（土）10時から15時まで開催が予定されている「第36回大倉山観梅（かんばい）会」（同実行委員会主催、港北観光協会・中森伸明会長）。
早くも大倉山公園では梅林の梅の花が見ごろに。「例年より2週間ほど早いのでは」と公園関係者（2月8日10時ころ）
きょう2月8日（木）午前、会場の大倉山公園（大倉山梅林、大倉山2）で、同イベントの企画の一環としての「記念植樹」に、同公園から約600メートルほどの場所に位置する横浜市大曽根保育園（大曽根2、金子友記子園長）の年中クラス（4歳児）16人と、年長クラス13人（5歳児）の園児が参加。
白い雪がまだ少し残る公園の、最西側の斜面を中心に、将来、大倉山梅酒「梅の薫」用の梅の実としての“手もぎ”での収穫が期待できるという「白（しろ）加賀梅」10本を植える作業を行いました。
「記念植樹」の準備を行う冨塚さん、裏戸さん、工藤さん（左より）
今回の植樹には、2027年3月から9月まで旧上瀬谷通信施設（旭区・瀬谷区）で開催予定の「国際園芸博覧会～GREEN×EXPO2027（グリーンエキスポ）」からの補助金が充てられているとのこと。
「観梅会、そしてグリーンエキスポも盛り上げていくことができれば」と、同実行委員会の事務局を置く港北区地域振興課（大豆戸町）の小松高志さんは今回の植樹に込めた想いを熱く語ります。
「港北観光協会」の事務局を置く港北区地域振興課の岸本弘之課長が「将来、大人になってから、白加賀梅でできた梅酒ができることを楽しみにしてもらえれば」とあいさつ
美しい紅梅が花開く中、子どもたちは植樹の場所へ
同園の造園管理を管轄する市環境創造局北部公園緑地事務所の裏戸秀幸さん、現場での管理作業を日々行う工藤昇さん、冨塚（とみつか）幸夫さんも、園児たちによる植樹をこの日全面的にサポート。
「大倉山公園に植えられた白加賀梅の木はもう90年、100年来という“古木”も多くみられます」と、園児たちが植えた木々が白い梅の花を咲かせ、大きな実をつける日を想像するかの笑顔をみせながらの作業を行っていました。
いよいよ植樹の時間。植樹の方法についてまずはレクチャー
落ち葉や栄養たっぷりの「腐葉土（ふようど）」をまずは植樹を行う場所に投入
みんなで力をあわせて「梅の木」の苗を運ぶ姿も
それぞれ持参したスコップでしっかりと土を加えていた
この日植えられた木が花を咲かせるまでには「木にもよるといわれており、早くて数年後になると聞いています（小松さん）」とのことで、観梅会の日、また子どもたちが大きく成長していく中での「来園」の瞬間を、家族、そして地域ぐるみでも楽しみにすることができそうです。
「子どもたちには、大人になってから梅の木を見に戻ってきてもらい、“ふるさと”を感じてもらうことができれば」と小松さん。長い年月を経ての梅の花の咲くシーンを楽しみにしたい
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・観梅会は中止でも公園散策を楽しむ、大倉山の研究員がおすすめ「梅の木」5選（2022年2月9日）※大倉精神文化研究所（大倉山2）の研究員の林宏美さんが「おすすめ」の梅の木をナビゲート
・大倉山を盛り上げる「観梅会」は2/17（土）・18（日）、平成と歩み30回目（2018年1月23日）※ 大倉山梅林や開催の歴史など
【参考リンク】
・第36回大倉山観梅会（実行委員会事務局～港北区地域振興課内）※開催日程・詳細を掲載、チラシのダウンロードも可能
・大倉山梅酒「梅の薫」（港北観光協会）
・GREEN×EXPO 2027（2027年国際園芸博覧会）の開催（横浜市都市整備局 国際園芸博覧会推進課）
