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これで新横浜駅に10カ所の地下出入口が揃います。

横浜市交通局は現在工事中の新横浜駅「9番出入口(第9出入口)」について、今月(2023年)7月31日(月)の始発から使えるようになると発表しました。

7月末に供用が迫る新横浜駅の「9番出入口」、左側は円形歩道橋、奥は駅ビル、右側はファミリーマート新横浜駅前店(7月22日撮影)

新横浜駅では、相鉄・東急新横浜線の開業に向けて地下出入口の再編や新設が行われており、今年3月18日の開業日から新設された5番・6番・7番の各出入口と、従来のブルーライン出入口6カ所を合わせて計9カ所が設けられています。

一方、円形歩道橋下の光正新横浜駅前ビル(環状2号線沿い)と太田興産ビル新横浜(セントラルアベニュー沿い)の間に新設していた9番出入口は、「鉄骨などの資材入手が困難だった」(市交通局)ことから、新横浜線の開業時に完成していない状態でした。

9番出入口は新横浜駅入口交差点の隅に置かれ、写真左側が環状2号線、手前はセントラルアベニュー(宮内新横浜線)(7月22日撮影)

今回、新設される9番出入口は、新横浜2丁目側環状2号線沿いに建つオフィスビルなどへのアクセスに適しており、2014(平成26)年まで使われていた旧「5番出入口」の代替となるもの。

階段のみだった旧出入口時代と比べ、エスカレーターとエレベーターが設けられるため、利便性が高まります。

2018年12月の9番出口付近(手前は環状2号線)、地下に新横浜線の新駅を設けるため、旧ブックオフ(現東急リバブル)の店頭付近にあった5番出入口が廃止され、工事ヤードとして使っていた隣接地の旧レンタカー店敷地(写真奥のクレーンがある場所)に9番出入口を新設したもの。この5年以上の間、迂回ばかりだった円形歩道橋の周辺工事にようやくめどが付きつつある

なお、市交通局では今年10月ごろから日産スタジアムの最寄りとなる「10番出入口」の建て替え工事による長期閉鎖を計画しており、期間中は9番出入口が日産スタジアムへの主要出入口としても活用されることになりそうです。

新横浜駅の「地下出入口」一覧(ブルーライン/相鉄・東急共通)

新横浜駅の構内図(市交通局の案内ページより)

  • 1番:ブルーラインとJR線乗り換えのメインルート、駅ビル(キュービックプラザ・ホテルアソシア新横浜)へも便利
  • 2番:篠原口・大豆戸町・篠原町表谷方面、ファミリーマート港北篠原町店近く。主に居住者向け
  • 3番:駅前「東広場」に設置、デイリーヤマザキ新横浜駅前店、ぐるめストリートや新横浜グレイスホテル方面へ
  • 4番(A・B):バス乗場(バスターミナル)直結、路線バス各線や空港バスへの乗り換えに便利
  • 5番(A・B):5Aは駅前ペデストリアンデッキに直結、新横浜線からJR線への乗り換えルートとして推奨
  • 6番:マクドナルドとドトールコーヒー前に設置、新横浜プリンスペペ・プリンスホテル方面へ便利
  • 7番:三井住友銀行(セントラルアベニュー)の横、三菱UFJ銀行(環状2号線)となり、アクアテラス迎賓館(結婚式場)の並び
  • 8番(旧7番):「横浜アリーナ」(アリーナ通り)や新横浜国際ホテル最寄りの出入口。三井住友銀行前、7番出入口と近接
  • 9番【今回完成】:横浜実践看護専門学校(環状2号線沿い)の横、ファミリーマート新横浜駅前店(セントラルアベニュー)となり。富士火災横浜ビルやローム新横浜駅前ビル方面へ便利
  • 10番(旧8番):「日産スタジアム」最寄り出入口、ローソン港北新横浜二丁目店前。ラーメン博物館(新横浜中央通り)も最寄り。KOSE新横浜スケートセンター方面へも便利

)新横浜駅では「地下鉄ブルーライン」と「相鉄・東急新横浜線」の改札口はそれぞれ地下通路でつながっており、10カ所いずれの出入口も利用が可能

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<新横浜駅>地下「出入口」は計10カ所に、新横浜線の開業で番号変更(2022年12月20日)

相鉄グループが新横浜でオフィスビル、駅前の「富士火災ビル」を取得(2023年6月7日、今回完成の9番出入口からすぐ)

・【過去記事】<新横浜駅前>円形歩道橋下の環状2号沿い「ブックオフ」が1月末で閉店を告知(2018年12月20日、旧「5番出入口」の前にあった)

【参考リンク】

横浜市交通局「新横浜駅第9出入口の利用開始について」(2023年7月31日開始)

新横浜駅「第9出入口」の位置(2023年7月末完成、グーグルマップ)