ファイザー、モデルナ、アストラゼネカに次ぎ国内4種目となる新型コロナウイルスワクチン「ノババックス(武田薬品工業ワクチン)」を3回目までに接種できる医院が新横浜に登場します。
横浜市健康福祉局は、今月(2022年)7月11日(月)から「ノババックス」のワクチンを接種できる場所を市内に2カ所追加し、このうち1カ所は新横浜2丁目のF・マリノス通りにある「新横浜かとうクリニック」となりました。
ノババックスは「組換えタンパクワクチン」と呼ばれる種類に分類され、ファイザーやモデルナ製の「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」とは種類が異なっているのが特徴。今年5月下旬から国内の一部で接種が始まっています。
アレルギーによりファイザーやモデルナ製ワクチンを接種できない場合も接種可能とされていることに加え、「接種後7日間に現れた症状について、他のワクチンと比較し、発熱の報告割合が少ないという特徴」(神奈川県の説明ページ)も見られるといいます。
武田薬品工業株式会社(東京都中央区)の発表によると、同社は米国ノババックス社から製造技術のライセンス供与を受け、日本では自社の光工場(山口県光市)で製造。そのため国や行政は「武田社ワクチン」などとも呼んでいます。
横浜市内ではこれまで、ノババックスは中区日本大通にある「公益財団法人神奈川県予防医学協会 中央診療所」でのみ6月から接種が行われていましたが、7月11日以降は新たに2カ所を追加。
新横浜駅から徒歩5分の「新横浜かとうクリニック」と、伊勢佐木長者町駅から徒歩5分の「横浜掖済会(えきさいかい)病院」でも接種できるようにし、1日あたり最大60回から最大270回まで接種回数を拡大したものです。
新横浜かとうクリニックでは、7月11日以降、週に最大4日間(最大約510回)にわたって接種を行う計画で、横浜市の予約サイトから予約が可能となりました。
なお、現時点でノババックスの接種は、1回目から3回目までの接種に限られ、4回目接種時は対象外となっています。
【関連記事】
・日吉やセン南、横浜駅、関内の会場で「3回目接種」の夜間予約枠を拡大(2022年3月16日)
・【過去記事】<新横浜が会場>アストラゼネカの接種拡大、「40歳以上」の県民は対象に(2021年10月13日、昨年は“第三のワクチン”接種会場も設けられていた)
【参考リンク】
・横浜市「武田社ワクチン(ノババックス)の接種について」(総合案内ページ)
・神奈川県「武田社ワクチン(ノババックス)の接種について」(県内の接種場所一覧など)
・横浜市のワクチン予約サイト(予約時に「ワクチン種別」でノババックスを選べば会場が表示される、7月6日時点では「3回目」専用が目立つ)