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新羽の風物詩となった「つるし雛」が今年も展示されました。

新羽町大竹町内会館は、ブルーライン新羽駅から徒歩約15分。都筑区大熊町に近い場所にある(3月2日)

新羽町大竹町内会館は、ブルーライン新羽駅から徒歩約15分。都筑区大熊町に近い場所にある(3月2日)

今月(2021年)3月1日(月)からきょう3日(水)10時から16時まで、新羽町にある新羽町大竹町内会館(大竹会館)で、恒例となった「つるし雛」の展示会「つるし雛祭り(ひなまつり)」を開催。

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発出中ということもあり、例年大々的に行われる事前の告知やPRも行われない中、しめやかにその展示を終えました。

新羽の風物詩として親しまれるようになった「つるし雛祭り」をしめやかに開催した

新羽の風物詩として親しまれるようになった「つるし雛祭り」をしめやかに開催した

新羽で多く人々に親しまれるようになった「つるし雛」の発祥は、新羽町在住の城戸みち子さんの母とのことで、静岡県伊豆の稲取を訪れた際に見た、現地発祥といわれる「つるし雛」を、「これなら私でも出来るのは」と作り始めたのがきっかけだったといいます。

同じ新羽町大竹町内会(松村清見会長)の中山昌子さんもその製作に加わり、1999(平成11)年から作り方を地域の老人会を中心に教え始め、城戸さんを含めた生徒は30人超に。

それぞれの思いが込められているという「つるし雛」の数は100を超えているという

それぞれの思いが込められているという「つるし雛」の数は100を超えているという

母の想いを継いだ城戸さんは、「つるし雛には伝統的な形もあるといいますが、これからは伝統も残しつつ、より新しいスタイルも取り入れていきたい」と、つるし雛の魅力をさらに高めていくための新たな目標についても言及していました。

今年は、新羽町にある高齢者グループホーム「カメリア壱番館」「カメリア弐番館」の入居者が作った「つるし雛」も飾られており、コロナ禍での“しめやかな”開催の中にも、ささやかな華やかさと彩りを現地に加えていました。

高齢者施設の「つるし雛」も一つひとつが丁寧に作られていた

高齢者施設の「つるし雛」も一つひとつが丁寧に作られていた

子どもたちのすこやかな成長と健康を願う、令和3年3月3日の「桃の節句」。

新羽を彩る「伝統行事」として、コロナ終息後の来年には、より華やかな展示を見てみたいものです。

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<2020年4月号>大豆戸・新羽地域ケアプラザ最新情報(城郷小机・篠原は掲載休止)(2020年4月5日)※新羽地域ケアプラザ・コミュニティハウスつうしん(1面)に「大竹つるし雛祭り」レポートあり

【参考リンク】

新羽町連合町内会の紹介(港北区連合町内会)※新羽町大竹町内会について記載あり

新羽町大竹町内会館の場所(Googleマップ)※ブルーライン新羽駅から徒歩約15分、都筑区大熊町に近い