新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
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2021年の横浜市成人式は緊急事態宣言下の短時間・分散開催となりました。市教育委員会はきのう1月11日(月・祝)に「横浜アリーナ」「パシフィコ横浜ノース」でそれぞれ4回ずつ計8回の式典を同時刻に開き、両会場あわせた新成人の参加率は前年の約68%を大きく下回る41.5%にとどまる一方、インターネット中継は1900人以上が視聴している時間帯もありました。

最多の人数を集めた横浜アリーナの1回目(港北区・都筑区)でも参加者は2738人だったため、2階席を使わず、客席の左右を1席ずつ空けても余裕があった(11時10分ごろ)

市教育委員会によると、今年の市内新成人3万6853人のうち、両会場での式典に参加したのは1万5307人(41.5%)で、前年(2020年)の67.9%や2年前(2019年)の67.1%、3年前(2018年)の63.9%など過去5年間と比較して、もっとも少ない参加率となりました。

横浜アリーナ会場では、「港北・都筑」「青葉・緑」「泉・港南・栄・瀬谷」「鶴見・戸塚」の計10区を4グループに分けて式典を開き、全4回で計1万137人(対象新成人の43.9%)が参加しています。

横浜アリーナ前では間隔を開けて入場の待機列を作っていた(9時30分ごろ)

横浜アリーナで行われた1回目は、港北区と都筑区の新成人5780人のうち47.3%となる2738人が参加し、2会場で計8回行われた式典中、最多人数となりました。

横浜アリーナ正面の入口ゲートでは、受付開始前から新成人が間隔を取って列を成しており、手荷物の検査後、手指の消毒を行ったうえで非接触型の機器の前で立ち止まって体温を計ってから館内へ入場する形に。入口付近で参加者が滞留したこともあり、定刻の10時30分から15分ほど遅れて式典が始まっています。

入口では手指の消毒と検温などを1人ひとり行っていたこともあって、参加者が最多だった1回目は入口付近で人が滞留し、開始が15分ほど遅れることに(9時45分ごろ)

林文子市長と横山正人市会議長のあいさつ、「新成人の誓い」の発表に加え、音源による国歌と横浜市歌の“清聴(せいちょう)”という15分ほどの簡素な式典でしたが、式典開始前には横浜ゆかりのデュオ「ゆず」や横浜DeNAベイスターズの今永昇太投手、宝塚歌劇団の星組に所属する横浜市出身の舞空瞳さんによるメッセージ映像を上映。

また、今回の新成人が小学生時代に参加した2012(平成24)年の「第62回・小学校体育大会(はまっ子スポーツウェーブ)」を記録した映像も流され、懐かしい姿を見て客席から歓声もあがりました。

林市長が体調不良で参加を取り止めたため、鯉渕教育長がメッセージを代読(12時35分ごろ、第2回式典時)

式典では、横浜アリーナ会場でのあいさつを予定していた林文子市長が体調悪化で急きょ参加を見送ったため、鯉渕信也教育長が「新成人の皆さんの責任と節度ある行動を信じ、一生に一度の節目を皆でお祝いしたいという強い思いから式典開催を決断した」として、式典後には会食を控えるよう呼びかけるなどした市長のメッセージを代読

新成人12人による実行委員会メンバーが式典での司会をつとめながら、「誓い」の言葉発表も担当し、うち8人が各回でそれぞれ、新型コロナ禍で式典が開催できたことに対する感謝や自らの目標などを語りました。

飛沫の拡散防止で声が出せないため、国歌や市歌は起立して「清聴(せいちょう)」という形になった(12時50分ごろ、第2回式典時)

式典自体が短時間で、各回とも3000人以下の参加人数に絞られたためか、例年のようにステージへ近づくなどして式典の進行を妨害しようとしたり、会場で大声を出したりする新成人の姿は、横浜アリーナの1回目と2回目には見られませんでした。

一方、日本最大の基礎自治体が緊急事態宣言下で行った成人式ということで、横浜アリーナでの1回目の式典には全国系の新聞社やテレビ局、海外の通信社など20社以上のメディアが押し寄せ、区切られた取材スペースが“密”になることも。

横浜アリーナからのYouTubeでのライブ中継は1900人以上が視聴する時間帯も(1回目の「新成人の誓い」時、YouTubeより)

鯉渕教育長のメッセージは、パシフィコ横浜会場に同時中継されるとともに、動画共有サイト「YouTube」では、両会場の大型モニターに映し出されている映像を音声とともにそれぞれライブ配信され、横浜アリーナでの1回目の中継時には1900人以上が視聴している時間帯もありました。

横浜アリーナの周辺をはじめ、待ち合わせの場となっていた新横浜駅構内の交通広場や駅前の東広場(横浜アリーナ側)などでは、参加者の多かった1回目と2回目青葉区・緑区=2666人参加、参加率47.0%)が入れ替わる昼前後には混雑も。

横浜アリーナ付近など一部の箇所で混雑する時間帯もあった(9時30分ごろ、横浜アリーナ前交差点)

ただ、今年は緊急事態宣言下での開催もあって、アリーナ通りやF・マリノス通りでは閉じている飲食店も目立ち、昨年までのように通行人を居酒屋などへ呼び込む店員の姿もほとんど見られませんでした。観光スポットである「新横浜ラーメン博物館」も休館となっています。

また、全8回で対象者(6054人)が最多だった3回目の「泉・港南・栄・瀬谷」の回は2483人(41.0%)の参加にとどまり、16時30分という遅い時間からのスタートとなった4回目の「鶴見・戸塚」の回も対象者5574人に対し、2250人(40.4%)と横浜アリーナ会場ではもっとも低い参加率となりました。

式典が終わると、触れる機会の多い手すりなどの消毒作業が一斉に行われていた(11時20分ごろ、横浜アリーナ)

一方、パシフィコ横浜会場では「神奈川区・保土ケ谷区」「旭区・西区」「金沢区・中区」「磯子区・南区」の新成人1万3774人に対して、横浜アリーナと同時刻に4回の式典が行われましたが、全体の参加率は37.5%(5170人)とこちらも低調でした。

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【参考リンク】

「成人の日」を祝うつどい(成人式)について(横浜市教育委員会)