新横浜2丁目のスタジアム通りにあった北海道芸術高等学校(学校法人恭敬学園=北海道余市郡仁木町、坂井直樹理事長)の「横浜サテライトキャンパス」は、今月(2020年)8月1日に環状2号線に近い大豆戸町に建設した新校舎へ移転し、来年4月には新たに横浜芸術高等専修学校を創立する計画です。
2006(平成18)年4月に開校した北海道芸術高等学校は、小樽市に近い仁木(にき)町に本校を置き、2013(平成25)年4月に新横浜で設けた「横浜」をはじめ、札幌や仙台、東京池袋、名古屋、福岡の各都市にサテライトキャンパスを置く通信制高校。
一般的な高校普通科目に加え、芸術分野で学んだことが単位として認められる仕組みとなっており、横浜サテライトキャンパスでは「マンガ・イラスト」「声優」「ファッション・ビューティー」「美容師」「ダンス」「美術」「総合進学」の各コースが設置され、約180人の生徒が通っているといいます。
これまでは新横浜で民間ビルの5フロアを借りる形で教室や実習室を設けていましたが、「設備を刷新するため、新横浜から遠くない場所で校舎を建てられるところを探しており、新校舎は新横浜駅からも菊名駅からも徒歩10分と適した環境だった」(岡田健司キャンパス長)。
環状2号線に近い大豆戸町の駐車場跡に建てられた新校舎は、市営バスの「港北車庫前」停留所に近く、セブンイレブン新横浜環状2号店や神奈川法人会などの最寄り。2016年ごろからマンションや一戸建てなどの住宅が相次いで建てられているエリアの一画です。
横浜サテライトキャンパスでは、新校舎建設で実習室などの設備を拡充するとともに、来年度(2021年4月)からは県が認可する高等専修学校として、新たに「横浜芸術高等専修学校」を創立し、美容師の独自養成機能などを強化していく計画です。
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