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港北警察署が大豆戸の芸術学校と初コラボで「詐欺撲滅」を呼び掛けます。

神奈川県警港北警察署(大豆戸町、田村淳一署長)は、昨年(2021年)4月に大豆戸町に開校した「横浜芸術高等専修学校」に、還付金詐欺オレオレ詐欺を防ぐための防犯ポスターの制作を初めて依頼。

港北警察署と横浜芸術高等専修学校が初コラボで実現した「還付金詐欺・オレオレ詐欺~“みんなで決める”ポスター投票」の案内チラシ(同校提供)

港北警察署と横浜芸術高等専修学校が初コラボで実現した「還付金詐欺・オレオレ詐欺~“みんなで決める”ポスター投票」の案内チラシ(同校提供)

マンガ・イラストコースの学生が制作した70作品のうち、港北署が選出した還付金詐欺対策のポスター6点、オレオレ詐欺対策のポスター4点のいずれかを選出する「“みんなで決める”ポスター投票」を、今月末(2022年)9月30日(金)まで実施中です。

2013(平成25)年4月に新横浜2丁目に進出していた北海道芸術高等学校「横浜サテライトキャンパス」(学校法人恭敬学園=北海道余市郡仁木町、坂井直樹理事長)が同校の前身。

2020年8月に環状2号線に近い現在地に建設した新校舎へ移転、翌4月に「横浜芸術高等専修学校」(同法人・理事長)として開校していた同校に、港北署の署員が初めてアクセスしポスター制作を依頼

今夏7月11日に同校で港北署員を招き、「詐欺の被害にあわれた方々の事例や、最近の詐欺の手口についてなどについての勉強会をおこなった上で作品化に取り組みました」と、警察と学生をつなぐ役割を担った副校長の丹下哲成さん

今回、「夏休みの課題」として作品が描かれたといい、「普段、生徒たちは、自分たちがつくりたい世界の絵を描いていますが、今回は詐欺防止のポスターの依頼による制作。対象者が高齢の方々になることもあり、文字の大きさや見せ方にも工夫がなされていることにも注目してもらえれば」と、より分かりやすい“インパクト”が求められるシニア世代に向けてのメッセージも一つひとつの作品に込められていると語ります。

選ばれた作品は、港北署によりポスター化も予定されているとのことで、多くの人々に選ばれた作品による「詐欺防止」効果、また若い世代が取り組むことでの情報拡散による「犯罪抑止」効果についても期待が高まりそうです。

【関連記事】

学生制作チラシで詐欺「撲滅」を、港北署が “ブロック電話”設置呼びかけ(2021年10月21日)※昨年は横浜デジタルアーツ専門学校(新横浜3)がポスター制作に挑戦した

新横浜の「北海道芸術高等学校」が環状2号に近い大豆戸町へ、新校舎を建設(2020年8月7日)

【参考リンク】

還付金詐欺・オレオレ詐欺ポスター投票(横浜芸術高等専修学校、Googleフォーム)※投票は1人1回・9月30日(金)まで

横浜芸術高等専修学校公式サイト(学校法人恭敬学園)