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はまかいじ

今月(2019年3月)16日(土)に予定されているJR東日本のダイヤ改正を機に、注目を集めているのがJR横浜線を走る臨時特急「はまかいじ号」(横浜~新横浜~八王子~甲府~松本)の行方です。例年、4月から11月の土休日や年末年始を中心に運転されていましたが、今年は運行計画が発表されていない状態です。

松本方面行の「はまかいじ号」は朝8時になると菊名駅を通過し、次の新横浜駅に停車。8時3分に発車していた(菊名駅、2017年3月)

はまかいじ号は、横浜駅を始発着駅とし、横浜線の新横浜駅などを経由して八王子駅から中央本線に入り、山梨県の甲府駅を経て長野県の松本駅までを結んでいる特急列車。

横浜の「はま」と甲斐路を示す「かいじ」を名称とし、臨時列車ながら1996年4月から20年以上にわたって“半定期的”に運転されてきましたが、今年は年始に2日間ほど設定された後は、その後の運転予定が発表されていません

JR東日本では今月16日のダイヤ改正を機に、中央本線を走るすべての特急列車に新型車両を投入するとともに、自由席を廃止して全車両を指定席とする変更を行う方針。この新型車両では、東海道本線などの快速や普通列車のグリーン車と同じように、指定されている座席か空席かなどを知らせるランプが頭上に付いており、これによって座席を管理する形に変えるといいます。

今もJR横浜線・新横浜駅のホームに残されている「はまかいじ号」の乗車位置表示。新横浜駅から信州方面へ唯一の特急列車だけに、復活となることが期待される

一方、はまかいじ号に使われていた車両は古いタイプで、こうした座席管理を行うことができないため、新型車両の導入が期待されていましたが、現在のところその計画も発表されていません。

横浜駅や新横浜駅から信州方面を結ぶ唯一の特急列車は、このまま廃止となってしまうのか、それとも新型車両を使っての運行が再開されることがあるのでしょうか。

少なくとも今年のゴールデンウイーク中も含めた6月までは運転予定が発表されてないだけに、夏以降の動向が気にかかるところです。

【参考リンク】

2019年3月ダイヤ改正についてPDF、JR八王子支社)

中央線まめ知識「車両紹介」(JR八王子支社、右下に「185系:中央・横浜線特急『はまかいじ号』」の紹介も)