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「新横浜花火大会」

【こちらは2018年の初開催時の記事です。最新情報はこちらをご覧ください】19年ぶりに港北区内で花火大会が開かれます。来年(2019年)は港北区が区制80年を迎え、秋にはラグビーワールドカップ(W杯)の決勝戦などが日産スタジアムで開催されるのにあわせ、来月(2018年7月)26日(木)夜に“プレイベント”的な位置付けとなる「新横浜花火大会」(同実行委員会主催)が新横浜公園で行われることになりました。【記事下部に当日レポートあり】

7月26日(木)の19時15分から開かれる「新横浜花火大会」のポスター(実行委員会のニュースリリースより)

1999年まで綱島で行われていた鶴見川での花火大会以来となる「新横浜花火大会」は、新横浜公園で19時15分ごろから30分超にわたり、「ワイドスターマイン」や「和火(わび)」などの花火約4000発を上空約160メートルから190メートルに打ち上げる計画となっています。

打ち上げ場所は、新横浜公園の鶴見川沿いにある「第1運動広場」付近で、亀の甲橋(亀甲橋/亀の子=かめのこ橋)の周辺にある「草地広場」などには、約1万6000席の有料桟敷席(1人席3000円/4人席8000円)が設けられる予定です。

また、企業などに向けた協賛席(1口5万円=6人まで観覧可能)も打ち上げ地点の間近に設置されます。

一方、日産スタジアムの周辺には「無料観覧エリア」のほか、日産スタジアムの4階通路に有料のテーブル席(4人席・1万6000円)も設けます。

「新横浜花火大会」の会場案内図(実行委員会発表の資料にバス停位置などを追記)

花火に先立つ18時15分からは、綱島駅からの東急バス新横浜方面行バス停に近い「投てき練習場」などがあるグラウンドを特設会場とし、2011年に結成された4人組の男性ロックバンド「MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)」による野外ライブ(3500円)が行われ、そのフィナーレに花火の打ち上げが始まる予定です。

新横浜では、毎年秋に行われている大型イベント「新横浜パフォーマンス」(新横浜町内会主催)の最終日に花火の打ち上げを行うなど、花火大会の単独開催へ向けた“地ならし”を続けており、来年の区制80周年とラグビーW杯開催へ向けての準備を行うという側面もあり、港北区が後援する形で今年中の開催が実現しました。

毎年秋に行われている恒例の「新横浜パフォーマンス」でも花火の打ち上げが行われてきた(2017年10月21日)

新横浜町内会で会長をつとめる金子清隆さんは「港北区や新横浜、そしてラグビーW杯を世界に発信していきたい」と初の開催となる花火大会と、来年の“本番”へ向けて意気込みを語っています。

今回、木曜日の開催となったのは、同日は日産スタジアムや横浜アリーナでイベント開催がなく、横浜スタジアムでもプロ野球の公式戦が予定されていないため、警備や交通輸送の計画が組みやすかったことに加え、多目的遊水地である新横浜公園が7月に浸水した実績がないということも考慮されたものとみられます。

新横浜公園交差点(写真手前)近くの「草地広場」(写真左)などに有料桟敷席が設けられる(日産スタジアム通路から撮影)

当日は約5万人が参加すると見込まれ、有料席のチケットはすでに「チケットぴあ」を通じ販売が行われています。

雨天時も決行されますが、豪雨や強風の場合は中止になるとのこと。中止の場合でも順延日は設けられていません。

7月26日の夜は、新横浜にあるビルの上層階をはじめ、小机や新羽エリアなどからも花火を見られる可能性があり、会場周辺だけでなく街全体で盛り上がりそうです。

【開催当日の写真】

夕方になると新横浜の街にはビジネスマンに交じって浴衣姿の人も多く見られました

浜鳥橋近くのグラウンドでは新横浜町内会がかき氷や飲料販売も

日産スタジアム東ゲート橋出入口にあるデジタルサイネージには新横浜花火も告知

鶴見川沿いにはすべて目隠し用の網が張られ、立ち止まっての観覧を防止していました

新横浜の街にも日産スタジアム周辺にも無数の警察官と警備員が配置されていました。初企画ということもあり、多くの来場者に道やエリアの質問を受けており、「どこがよく見えますか」の問いには、「私たちも初めてなので分からないんです・・・」という返答も

草地広場付近は有料エリア。打ち上げ場所にも近く、芝生なので観覧も快適です(18時ごろ撮影)

こちらは打ち上げ場所に一番至近の法人エリア、椅子とテーブル付きです

無料エリアで一番人気だった日産フィールド小机近くの中央広場付近、ここからも花火はよく見えます(18時30分ごろ撮影)

投てき練習場で行われたロックバンド「MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)」による野外ライブ、定刻より少し遅れて18時20分ごろにスタートし、19時15分ごろ、曲のフィナーレを迎えると同時に夜空には花火が上がりました。後方は亀の甲橋

日産スタジアム(写真左)東ゲート前から見た花火、若干の障害物はありますが、よく見えます。打ち上げは予定通り19時15分に始まり、計画通り30分間できっちり終わりました。今週続いていた猛暑が一段落し、風も適度にあり、なおかつそれほど混雑もしなかったので快適な観覧環境だったのではないでしょうか

これはドラえもん!?「クマ」や「サル」などの形に広がるユニークな花火もあり、子どもも大喜びでした

日産スタジアムの周辺には多数の観覧者が訪れていましたが、大混雑という雰囲気ではなく比較的快適でした。なお、港北区内では大倉山の太尾新道や、トレッサ横浜の屋上、日吉の高台などからも花火が見えたとの報告があり、区内の広域で楽しめたようです

花火終了後は多くの人が新横浜にあふれましたが、周辺地理に慣れている人が多いと見え、日産スタジアムのイベント時などより整然としており、街や駅では目立った混雑も見られませんでした

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【参考リンク】

7月26日(木)開催「新横浜花火大会」の公式サイト

7月26日(木)開催「新横浜花火大会」の有料席販売ページ(チケットぴあ)

7月26日(木)開催「MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)」のライブについて(18時15分開始)

日産スタジアムのバス停案内(花火大会・野外ライブ会場周辺)