求人対象の年齢をオーバーしていても応募があれば約4割の事業所が選考対象に――。ハローワーク港北(新横浜3、港北警察署の正面)は管轄する港北区や緑区、青葉区、都筑区内の244事業所を対象に、採用選考に関する調査を行い、昨日(2017年4月20日)その結果をサイト上に公開しました。
年齢制限を行っている求人について、年齢を超えた応募者があった場合に選考対象とするかどうかを尋ねたところ、「はい」が38%で「どちらともいえない」が44%、明確に「いいえ」とした企業は15%でした。また、経験や資格が応募条件に該当した場合は、年齢制限を緩和すると答えた事業所は51%にのぼっています。
これに対し、ハローワーク港北の担当者は「業務内容にもよるが、仮に年齢を超えていても、経験や資格が該当する場合、応募する対象企業に含めて良いと考えられる」との見方を示します。
一方、提出される履歴書や職務経歴書に関して尋ねた設問では、履歴書に関しては「手書き」にこだわる事業所が23%ありました。その理由として、「字にも人柄が出ると思うので。字が下手でも、丁寧さは分かる」や「手書きの方が一生懸命さが伝わる。精神面の確認もできるケースもある」などとの理由をあげています。職務経歴書については「手書き」にこだわる事業所は9%にとどまっていました。
また、履歴書などの応募書類を送付する際の“添え状”については38%が「あったほうがよい」と回答。事業者側からは「こだわらないが印象は違う」「有った方が誠意を感じる」「一般的なマナーとして必要と思います」との声があり、ハローワーク港北の担当者も「『無くてもよい』と回答する企業は全体の数%であり、コメントには『無い方がよい』といったものは見受けられず、つけた方が良いと思われる」とアドバイスしました。
【参考リンク】
・「採用選考に関するアンケート~ハローワーク港北管内244事業所の担当者の方に聞きました」(PDF、ハローワーク港北)