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横浜・港北区発!全てのシニア層に、タブレット端末をと起業した慶應義塾大学、横浜国立大学ら有志の学生を主体としたメンバーによる「リノフト株式会社」(同社公式サイト・サービス内容のページより)

横浜・港北区発!全てのシニア層に、タブレット端末をと起業した慶應義塾大学、横浜国立大学ら有志の学生を主体としたメンバーによる「リノフト株式会社」(同社公式サイト・サービス内容のページより)

全てのシニアへ、横浜・港北区からタブレット端末の普及を目指す――学生起業家らの新たな挑戦が始動しました。慶應義塾大学や横浜国立大学の学生らが中心となって誕生したリノフト株式会社(日吉3・楠侑真代表取締役社長)は、IT機器操作を難しく感じ、また「手も出せない」心境となっている日本の高齢者世代がわかりやすく利用できるようにと開発したタブレット端末や、「すぐに相談員に質問できる」サービスを独自に運営する体制を構築。新たなチャレンジは、特に自治会町内会の関係者から、また学生起業家のチャレンジとしても大きな注目を集めています。

同社は、日本全国のシニア層に「(紙や既存のメディアでしか情報が得られないといった)情報格差が生じないよう」高齢者層へのIT機器サービスの普及を目指す社会貢献としての活動を行いたいとの想いから起業。

社名の「リノフト(Linoft)」は、IT技術を用い、人と人を優しく(ソフト=soft)繋げる(リンク=Link)環境を目指した、同社のサービスの総称から来ているといいます。

同社代表取締役社長の楠侑真さん(左)は、横浜国立大学、広報担当の佐野宏樹さん(右)は慶應義塾大学にそれぞれ在学中。学校は異なれど理工学部で学ぶ同士。二人は偶然にも同じ予備校のクラスに通った時代もあったが、お互いを知らず日吉で再会したという(慶應義塾大学日吉キャンパス前にて)

同社代表取締役社長の楠侑真さん(左)は、横浜国立大学、広報担当の佐野宏樹さん(右)は慶應義塾大学にそれぞれ在学中。学校は異なれど理工学部で学ぶ同士。二人は偶然にも同じ予備校のクラスに通った時代もあったが、お互いを知らず日吉で再会したという(慶應義塾大学日吉キャンパス前にて)

パソコンやスマートフォンの普及により情報を多く手軽に得ることができる若者と、便利な情報を簡単に得られることが「難しい」と感じるシニアとの“情報格差”に問題意識を持った慶應義塾大学矢上キャンパス(理工学部)に通う現役大学生やOBらが中心となり、昨年(2016年)春より「タブレット端末を開発・使用したシニア向けサービスを実現できないか」とグループを立ち上げ、タブレット端末のアプリ開発や、相談員にすぐにつながるサービスの提供を行う準備を進めてきました。

代表取締役社長の楠侑真(くすのきゆうま)さん横浜国立大学理工学部で数物・電子情報学を学ぶ4年生。出身高校からのつながりで慶應義塾の学生との交流が生まれ、プロジェクトに参画。タブレット端末やアプリの開発を手掛ける中心的存としての重責を担っています。

「タブレットを渡したら終わりでなく、始まり」と謳(うた)う。シニアに真に必要な使いやすいサービスを探求し、日々改修も試みてきたという(写真は同社サイトより)

「タブレットを渡したら終わりでなく、始まり」と謳(うた)う。シニアに真に必要な使いやすいサービスを探求し、日々改修も試みてきたという(写真は同社サイトより)

昨年(2016年)10月から、主に日吉地区の自治会・町内会や、川崎市国際交流センター(中原区木月祗園町)などでシニア向けのタブレット体験会を実施、これまで計15回開催するなかで、約150人の受講者から「シニアの皆さんの生の声をお聞かせいただき、より使用しやすい端末の開発を行ってきました」と、実際にシニアの人々に、ITがもたらす情報の便利さ、楽しさを体験してもらいながら、その普及に努めたいとの想いを強くしてきたと楠さんは語ります。

学生が中心となり相談サービスも承っているので、世代を越えての交流機会としてもこのタブレット端末を使用してもらえたら」と、“人と人”、“シニアと若者”がつながるメリットを強調するのは、同じく設立メンバーとして中心的に活動を行ってきた、慶應義塾大学理工学部4年に在学中の広報担当・佐野宏樹さん

ITの技術を駆使して「安心して相談に乗っていただける体制を整えています」と、自治会・町内会の世代が二回りも離れた年配層にも積極的にアプローチし、タブレット端末に必要な機能をリサーチするばかりでなく、「世代が離れているからこそ、(シニアの皆さんに対して)できることはなにかと模索してきました。現代のITの便利さを体験してもらわないのは本当にもったいないことと感じています」と、若い学生が中心になっているからこそできる世代を越えた交流で、より便利なタブレット端末のメリットを安心して、日々感じてもらいたいと意気込みます。

タブレット講座は日吉本町東町会、サンヴァリエ日吉自治会などでも開催してきた。明日(2017年8月)17日(木)13時からは元住吉駅から徒歩10分のイダカフェ(井田小近く)にて無料のタブレット講座(予約不要・入退室自由)を開催予定(かわさきの生涯学習情報サイトより)

タブレット講座は日吉本町東町会、サンヴァリエ日吉自治会などでも開催してきた。明日(2017年8月)17日(木)13時からは元住吉駅から徒歩10分のイダカフェ(井田小近く)にて無料のタブレット講座(予約不要・入退室自由)を開催予定(かわさきの生涯学習情報サイトより)

音声での検索機能の常設やビデオ通話、オペレーターによる画面共有での操作誤りの解消など、シニアの“生の声”を開発に生かしてきた同社のタブレットですが、「この技術は、例えばビデオ通話機能を活かした塾などの習い事や会議など、様々な交流機会にも応用できますし、さらには老人ホームや地域ケアプラザ、医療施設をつなぐなど、組織としてのやりとりにも応用できるため、ぜひそういったご要望があれば問い合わせていただければ」と、タブレット端末のみに留まらない、同社が産み出したIT技術の全国各地への普及を志していると佐野さん。

特に、これから先はITのより一層の普及により、コスト面・環境問題・人材不足からくる新聞や郵便など「紙」での情報配信が著しく減少する社会になることが予想されることからITを使える人とそうでない人との“格差”がより広がることで、ITを使いこなせない人が著しい不利益を被る可能性も。

全国の過疎地域にも“当たり前に”タブレットが普及する世の中を実現させたい(楠さん)」と、5年、10年先を見据えた若き起業家らの“これまでの常識”を覆す挑戦は、ITを“恐れる”ばかりで利用できなかった高齢者世代にとっての“頼みの綱”となるばかりでなく、「世代を越えて情報をいかに行き渡らせるか」に日頃苦慮する多くの人々にとっても、“将来的な朗報”と言えそうです。

【参考リンク】

シニア向けタブレットサービスLinoft(リノフト)公式サイト

8月17日(木)13時~イダカフェ・タブレット体験会(かわさきの生涯学習情報~川崎市生涯学習財団)※50~70代の初めてタブレットを触る方対象とのこと

【敬老の日】シニア向けタブレット、1か月無料返品保証キャンペーン開始(PR TIMES~リノフト株式会社のニュースリリース)

【業界初】シニアに特化したタブレットサービス開始 ~1タップで疑問解決!~(PR TIMES~リノフト株式会社のニュースリリース)

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