今年(2016年)4月19日に行われた「平成28年度(2016年度)全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について、大豆戸(まめど)小学校(大豆戸町759)は学内での結果をWebページ上に公開し、国語と算数の大半で神奈川県や全国の正答率(点数)を大きく上回っていたことがわかりました。
全国学力テストは、公立・私立・国立の約2万校に在籍する6年生と中学校3年生を対象に行われた統一学力調査。今年は日本に存在する97.4%の小学校が参加しています。昨年は行われた理科については実施されませんでした。
知識面を問う「国語A」では、ローマ字を書いたり読んだりする面でつまづいたといい、神奈川県の平均正答率より2.3%は上回っていたものの、全国平均と比べると0.2%下回っていました。一方、国語活用を問う「国語B」では全国平均を7.4%上回り65.2点でした。
また、算数では「A」「B」ともに、全国平均に対しAは5.2%、Bでは9.2%上回る結果となっていました。私立小学校の平均正答率には一歩およびませんでしたが、算数Bはわずか0.9%差、国語Bも2.3%差にまで迫っていました。
全国学力テストでは、学校ごとの結果をどのように公表するかは学校長の判断に任されており、児童や生徒に配布するプリントなどで公開するケースが一般的。そのため、児童や生徒を通わせている親以外は、地域住民でも知る機会は多くありません。
大豆戸小は、新横浜2丁目(9~11番地と17~20番地を除く※読者の方からの情報によると、今年から新横浜2丁目の一部番地では城郷小学校との選択制になったとのことです)と3丁目全域から大豆戸町寄りの一帯が学区。新横浜寄りの大豆戸町では、住宅開発が相次いでおり、新たに転入する住民も見込まれています。同小の積極的な公開姿勢は、転入希望者にとっても歓迎されそうです。
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・<全国学力テスト>日吉南小学校が「理科」で私立小を引き離し、国語も高いレベル(横浜日吉新聞、2015年11月16日)
【参考リンク】
・平成28年度 全国学力・学習状況調査について(大豆戸小学校)(PDF)
・平成28年度 全国学力・学習状況調査(横浜市の結果)
・平成28年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料(全国の統計)