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菊名3丁目と4丁目をつなぐJR横浜線の「法隆寺踏切」の道路幅が大きく広げられることになりました。

菊名駅から約450メートルほど離れた横浜線の「法隆寺踏切」について、踏切の幅員を現状の4メートルから8メートルに拡幅する方針を横浜市道路局が明らかにしました。

菊名4丁目(写真左側)と3丁目(右側)を結ぶJR横浜線の「法隆寺踏切」(10月2日撮影)

きのう(2023年)10月2日に開かれた横浜市会(市議会)の「決算第一特別委員会」で、福地茂市議(港北区選出、自民党)の質問に道路局の田中洋介局長が答えたものです。

田中局長によると、2022年度から拡幅に向けた設計を行っていたといい、「鉄道事業者と協議した結果、幅員を現状の4メートルから8メートルに拡幅し、6メートルの車道2メートルの歩道を設置する安全対策を実施する。引き続き令和6(2024)年度の工事着手に向けて精力的に事業を進めていく」と述べました。

菊名4丁目(写真左側)と3丁目(右側)は線路が分断する形となっており、法隆寺踏切は両町内を結ぶ貴重な道路(10月2日撮影)

菊名3丁目と4丁目は横浜線の線路を境に分かれており、両町を車で行き来できるのは菊名駅近くにある一方通行の「旧綱島街道」と法隆寺踏切にとどまっているのが現状です。

特に菊名4丁目は住宅街から綱島街道へ車で直接アクセスできる道がほとんどなく、法隆寺踏切を渡って菊名3丁目側の旧綱島街道や綱島街道沿いの「老人福祉センター菊名寿楽荘」方面へ抜けるルートしかありません。

一方、法隆寺踏切車が1台通れる程度の広さとなっており、歩行者や自転車での利用も目立つことから安全対策が求められていました。

現在は乗用車が1台通ることはできるが、2台同時に行き交うのは難しい幅となっている(10月2日撮影)

今後、計画が順調に進めば踏切の幅が現在の倍になり、歩行者用の空間も確保されることになるため通行時の安全性が高まりそうです。

【関連記事】

・【前回記事】菊名駅近くの横浜線「法隆寺踏切」、市が拡幅を目指し国やJRと協議(2022年10月19日)

市が菊名3号踏切を改善へ、妙蓮寺周辺の「立体交差化」議論は進まず(2022年2月21日、菊名3丁目では東横線側の踏切でも安全対策が講じられる予定)

【参考リンク】

JR横浜線「法隆寺踏切」の位置(グーグルマップ、「セブンイレブン横浜菊名3丁目店」の正面付近)

横浜市道路局「踏切安全対策実施計画」(これまでの市内踏切における対策例)