港北図書館で活動する区民のボランティア団体「港北図書館友の会」は、来月(2023年)9月16日(土)の13時30分から講演会「世界史を変えた真珠の話~大航海時代は真珠の時代だった」を開くのにあたり、40人の参加者を募集しています。
今回の講演会は、港北区にゆかりを持つ歴史研究者の山田篤美(あつみ)さんを講師に招き、貝から採取する宝石の一種「真珠」をテーマに世界史を概観する内容で、コロンブスが南米のベネズエラで真珠を“発見”して以降、交易品としての真珠が世界にどのような影響を与えたのかを解き明かしていきます。
講師の山田さんは、「真珠の世界史~富と野望の五千年」(中公新書、2013年)や「真珠と大航海時代~『海の宝石』の産業とグローバル市場」(山川出版社、2022年)といった著書を通じ、“真珠史”をきわめた研究者として知られています。
日本は養殖真珠のパイオニアといえる国で、伊勢に近い三重県の英虞(あご)湾は発祥の地として現在も観光地になっており、近代の養殖真珠が世界の真珠メーカーに与えた影響なども興味深い部分です。
参加希望者は港北図書館のカウンターか電話(045-422-1211)で事前に申し込みが必要。先着順で40人の定員が埋まり次第締め切るとのことです。
【参考リンク】
・2023年9月16日(土)開催「港北図書館友の会講演会『世界史を変えた真珠の話~大航海時代は真珠の時代だった』」の案内ページ(港北図書館)
・中公新書「真珠の世界史~富と野望の五千年」(山田篤美)の紹介ページ(中央公論新社)