新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

【観戦レポート】満員の応援席(アルプススタンド)の「大応援団」のみならず、球場中に響く慶應塾高への大声援が、初戦の“勝利”を後押ししました。

3回裏の慶應塾高の攻撃、1番バッター・横浜市出身の丸田湊斗君が2アウトからセンター前タイムリーヒットを放ち5点目。ベンチには輝く笑顔も(8月11日、阪神甲子園球場)

3回裏の慶應塾高の攻撃、1番バッター・横浜市出身の丸田湊斗君が2アウトからセンター前タイムリーヒットを放ち5点目。ベンチには輝く笑顔も(8月11日、阪神甲子園球場)

2018(平成30)年の第100回記念大会に出場以来、5年ぶり19回目(神奈川県代表としては6度目)となる「第105回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園大会)」(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)への出場を果たした慶應義塾高校(慶應塾高)(日吉4)。

きょう(2023年)8月11日(金・祝)に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で行われた2回戦で、福井県代表北陸高校(私立、福井市)と対戦。

試合開始前までは曇り空だったがプレイボール後は厳しい日差しが照り付けていた

試合開始前までは曇り空だったがプレイボール後は厳しい日差しが照り付けていた

序盤から少しずつリードを広げた慶應塾高が、9対4で勝利をおさめ、来週8月15日(火)に行われる予定の3回戦への進出を決めました。

チケット売り切れのため当日券の販売はなく空席も見られたものの大観衆が球場を囲んでいた

チケットが売り切れたため当日券の販売はなく、第3試合は大観衆がグラウンドを囲んでいた

チケットが全席完売となり、満員の観衆で埋まった甲子園6日目の第3試合。慶應塾高は神奈川大会の決勝戦時と同じメンバーが先発し、晴天の35度近い気温のなか、当初予定通りの13時10分に試合が始まりました。

エースの小宅君は7回を4安打無得点に抑える好投を見せた

エースの小宅君は7回を4安打無得点に抑える好投を見せた

慶應塾高は、北陸高校の先発投手をつとめた2年生右腕の竹田海士君に対し序盤から長短打を重ね、4回ノーアウトまでに9安打で6点を奪う猛攻。

森林貴彦監督の采配も序盤からの猛攻に落ち着きを見せているかのように映った

森林貴彦監督の采配も序盤からの猛攻に落ち着きを見せているかのように映った

相手のエース・友広陸君を引っ張り出した後も慶應打線の勢いは止まらず、5回を終えた時点で9対0までリードを広げ、甲子園でも神奈川大会の勢いそのままの好調ぶりを見せました。

小宅君はランナーを出しても連続ヒットを許さず落ち着いた投球を見せていた

小宅君はランナーを出しても連続ヒットを許さず落ち着いた投球を見せていた

投げては2年生右腕エースの小宅(おやけ)雅己君と3年生捕手・渡辺憩(けい)君のバッテリーが内野の好守も手伝って7回までに80球を投げて北陸打線を4安打無失点に抑える快投。

2年生の鈴木君が8回表から登板。四球を出したものの1回をノーヒットに抑えた

2年生の鈴木君が8回表から登板。四球を出したものの1回をノーヒットに抑えた

8回から登板した2年生左腕の鈴木佳門(かもん)君が無失点に抑え、9回を任された右横手投げの3年生・松井喜一君は2アウトから北陸の猛攻を受けて4点を失いましたが、最後は粘る打線を振り切り9対4で初戦を飾りました。

松井君は4安打1四球で4点を失うも最終回を無事勝利で終えることができた

松井君は4安打1四球で4点を失うも最終回を無事勝利で終えることができた

8月15日(火)に行われる3回戦は、同日の2試合目に行われた2回戦で立正大淞南高校(島根)に8対3で逆転勝利した広陵高校(広島)と、同日2試合目となる10時35分から対戦予定。

試合終了後はお互いの健闘をたたえ合う選手たち

試合終了後はお互いの健闘をたたえ合う選手たち

広陵高校は優勝候補の一角と見られていることから、全国で注目の一戦となりそうです。

次戦も「歓喜の勝利」を後押ししたい

次戦も「歓喜の勝利」を後押ししたい

)8月16日追記:3回戦以降はページ下部に随時追記します

慶應義塾高校(塾高)の対戦結果と予定

アルプススタンドには塾高生や卒業生など慶應義塾関係者が多く来訪し大声援を送っていた

アルプススタンドには塾高生や卒業生など慶應義塾関係者が多く来訪し大声援を送っていた

)8月16日現在の情報です。試合日程と開始時間は、雨天順延や前の試合の終了時間などによって変更される場合があります。日本高野連の公式サイトなどでご確認ください

)学校名の部分からバーチャル高校野球の学校・戦績紹介ページにリンクし、ライブ配信は「スポーツナビ・バーチャル高校野球」の中継予定ページにリンクしています

▼ 8月11日(金・祝)

▼ 8月16日(水)※15日(火)から順延

(※8月14日追記:台風7号接近による天候不良が予想されるため、当初予定されていた15日(火)は中止が決定しました)

▼ 8月19日(土)

▼ 8月21日(月)

▼ 8月23日(水)

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

【関連記事】

<夏の甲子園>慶應塾高が「日本一」の夢実現、日吉駅や商店街で喜び広がる(横浜日吉新聞、2023年8月23日)※「全国優勝」に関する記事・リンク追記

<夏の甲子園>慶應塾高の初戦は8月11日(金・祝)、全試合ネットで生中継も(2023年8月4日)

新横浜駅で「夏の甲子園」に向け壮行会、“慶應塾高”らしさで夢の舞台へ(2023年8月3日)

日吉から「全国制覇」目指す塾高野球部、甲子園出場を“地域から”盛り上げる(横浜日吉新聞、2023年8月2日)

<夏の高校野球>慶應塾高が劇的な逆転勝利、5年ぶり“悲願”の甲子園出場(横浜日吉新聞、2023年7月27日)

【参考リンク】

第105回全国高等学校野球選手権記念大会(日本高等学校野球連盟)※開催要項や入場券、組み合わせ表など

バーチャル高校野球(ライブ配信やトーナメント表など)

第105回全国高校野球選手権記念大会組み合わせ抽選会(同)※動画配信