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2023年、横浜アリーナでの“Bリーグ最終決戦”は琉球ゴールデンキングスの初優勝最多観客で締めくくられました。

今季の日本一チームを決める「Bリーグファイナル(B.LEAGUE FINALS 2022-23)」が今月(2023年)5月27日・28日に横浜アリーナで行われ、千葉ジェッツと琉球ゴールデンキングスが2勝先勝方式で対戦し、琉球が2連勝で初の日本一をつかんでいます。

優勝トロフィーを掲げて喜ぶ琉球の選手(5月28日、横浜アリーナ)

5月27日(土)の第1戦は第4Q(クォーター)までに決着が付かず、二度の延長戦(オーバータイム)に突入する大熱戦。地上波での生中継中に収まらない異例の事態も話題となった一戦は、琉球が今村佳太選手(#30、SG/SF=シューティングガード/スモールフォワード)の3P(ポイント)シュートでリードを奪い、93対96の僅差で勝ちをつかみました。

第2戦はコートの周りを1万3600人を超える両チームファンが埋め尽くすなかで行われた

翌28日(日)の第2戦は、早々にチケットが完売し、立見席を追加販売するなどBリーグでは最多となる1万3657人の観客が見守るなかで試合を開始。

琉球のコー・フリッピン選手(#4、PG/SG=ポイントガード/シューティングガード)は第2戦で21得点の活躍

前日の大接戦をものにした琉球は、この日も3Pシュートの成功率が千葉を上回り、第3クォーター終了3分前に一度だけ1点リードを奪われた20秒ほどの時間を除いては常にリードを保ち、第4Qで千葉を引き離して73対88で連勝しました。

千葉の富樫勇樹選手(#2、PG)は徹底マークを受けるなかでも2試合で計55得点を上げて奮闘したが勝利はつかめなかった

琉球は、Bリーグの前身である「bjリーグ」時代に計4回の優勝を果たしていますが、2016(平成28)年から始まったBリーグではチャンピオンシップ(CS)出場の常連とはなっていたものの優勝は初めてとなります。

Bリーグによると第2戦では沖縄からの来場者は全入場者の17%ほどだったといい、それでも横浜アリーナの半分は琉球のファンが埋めていた。Bリーグ屈指の人気チームだけあって地元以外でもファンは多い様子

琉球の桶谷(おけや)大ヘッドコーチが「この会場は(本拠地の)沖縄アリーナに見える」というほど、地元の沖縄を始め首都圏などから琉球のファンが多数詰めかけ、日本一が決まった瞬間は喜びを爆発させていました。

優勝が決まり、コート上で笑顔を見せる琉球の桶谷(おけや)ヘッドコーチ

リーグ戦上位の8チームで争ったCSで琉球は、準々決勝の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦、準決勝の横浜ビー・コルセアーズ戦も連勝で勝ち上がっており、無傷の6連勝で日本一をつかむことになりました。

4年ぶりの“ビールかけ”が新横浜で復活

新横浜プリンスホテルの特設会場で行われた「シャンパンファイト」

2019年のBリーグファイナル時に横浜アリーナ屋外の特設会場で開かれて以降、新型コロナウイルス禍の影響もあって行われていなかった「シャンパンファイト(ビールかけ)」。

今回は新横浜プリンスホテル内に特設会場を設け、かつてより規模を拡大して4年ぶりに復活し、その様子はインターネットで生中継が行われています。

用意されたビール800本、シャンパン200本はわずか20分ほどでなくなっていた

試合後、琉球の全選手とスタッフらがTシャツ姿で集まり、「乾杯」の合図とともに用意された約1000本のビールとシャンパンをわずか20分ほどで飲み・かけ尽くして優勝の喜びを分かち合っていました。

「#」は背番号

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Bリーグ「横浜アリーナ決戦」は千葉と琉球が激突、5月27日(土)開幕(2023年5月26日)

横浜ビーコルはCS準決勝で敗れる、「悔しい経験はチームの財産」(横浜日吉新聞、2023年5月22日、横浜ビーコルは琉球の本拠地で連敗してCSを終えている)

【参考リンク】

2023年5月27日(土)第1戦「千葉ジェッツ対琉球ゴールデンキングス」の結果詳細(Bリーグ)

2023年5月28日(日)第2戦「千葉ジェッツ対琉球ゴールデンキングス」の結果詳細(Bリーグ)