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延長戦でも決着がつかず、1対1のシュートアウト(ペナルティショット戦)までもつれましたが、わずかに届きませんでした横浜グリッツ(GRITS)は今月(2021年)12月25日・26日に本拠地のKOSE新横浜スケートセンターで「東北フリーブレイズ」と対戦し、初日は延長戦で惜敗、2戦目は1対3で敗れ、ホームでの初勝利は来年1月22日(土)・23日(日)の連戦に持ち越しとなりました。

23分に茂木選手が同点ゴールを決め、大熱戦の幕開けに

1カ月半以上ぶりに本拠地へ戻って来た横浜グリッツは12月25日(土)の初戦、試合開始44秒で失点も、0対1の展開を保ちながら、第2ピリオドに逆襲

23分に自陣でパックを奪って前線に上がった土屋光翼(こうすけ)選手(背番号92)からのパスを受けた茂木(もてぎ)慎之介選手(同87)がゴールキーパーと1対1の状況で、キーパーが横移動した隙に落ち着いて決め、同点に追い付きました。

ディフェンスの菊池選手(左2人目)が逆転ゴール

勢いを得たグリッツはその1分半後、自陣ゴール付近から打ち返したパックがセンターライン付近にいた岩本和真選手(同13)につながり、相手ディフェンスにクリアされるも、自陣から一気に走り込んできた菊池秀治選手(同8)の目の前にパックが転がり、真正面から鮮やかに叩き込んで逆転。

普段は“守備の人”である前キャプテン・菊池選手のゴールに会場が大きく盛り上がります。

12月25日の試合はクリスマス装飾が施され、ゲーム間には公式チア「トパーズ(TOPAZ)」とキッズチアが会場を盛り上げた

しかし4分42秒後、相手より1人多いパワープレー中に相手ゴール前でのパスミスからパックを奪われ、守備陣が戻れない間にシュートを決められてしまい、再び同点。グリッツは「5人対3人」のパワープレー時のチャンスにも得点を決められず、守備はゴールキーパー・黒岩義博選手(同45)が堅守を見せ、試合は膠着状態に入ります。

第3ピリオドを終えても両チームともに得点を奪えないまま、「3人対3人」でサドンデス方式による5分間の延長(オーバータイム)に突入。それでも得点は無く、ついにシューターとキーパーの1対1による「シュートアウト(ペナルティショット戦)」にまでもつれ込みました。

終始好守を見せ続けたゴールキーパーの黒岩選手だったが、シュートアウトに入って7人目で一瞬の隙を突かれた

ここでもグリッツ・黒岩東北フリーブレイズ・畑享和(同55)の両ゴールキーパーがシューターに立ちはだかり、まったくゴールが決まりません。

両チーム合わせ13人目、二度目のシューターとなったフリーブレイズ・田中健太郎選手(同49)が放った黒岩選手の逆を突いたショットがゴールポストに収まり、これが決勝点

グリッツのホーム初勝利をかけた2時間38分の熱戦に会場は最後まで盛り上がりましたが、ホームでの初勝利は掴めず、悔しい結果となりました。

2021年は「2勝14敗」で終える

リーグ参入以来、新型コロナ禍の影響で入場制限を受け続けた本拠地だったが、26日(日)はこれまでで最多となる874人が観戦

ホーム初勝利への再挑戦となった翌12月26日(日)の2戦目。「良い試合の翌日に大敗することが多かったので、第1ピリオドの入り方が大切なポイント」(浅沼芳征監督)と、前日は開始早々に失点した反省を生かしたグリッツは、相手の倍以上のシュートを放つなど、上々の立ち上がりを見せます。

ただ、得点を奪えず0対0で迎えた第2ピリオドでは、相次ぐ反則で「3人対5人」のキルプレーに突入してしまい、数的不利のなかで守り切れず失点。さらに続く「4人対5人」の状態でも得点を許し、その7分後のキルプレー時にも3点目を奪われ、苦しい展開となります。

49分に1点を返したが、中盤の3失点が響いた

グリッツは第3ピリオドに相手の倍以上となる13本のシュートを放つ猛攻を見せ、パワープレー中の49分15秒には、右サイドの土屋選手(同92)から出されたパスをゴール横で受けたチームの得点王・松渕雄太選手(同84)が回り込んでゴールネットに押し込み、1点を返しましたが、反撃もここまで。そのまま3対1で敗れました。

2021年のグリッツは、16試合戦って2勝14敗で得失点差は得点29・失点86のマイナス57。新型コロナウイルス禍の影響を受けた前シーズンは、全16試合で得点31・失点93のマイナス62だったため、改善しつつあるものの、他の4チームと比べ、攻守ともにまだ厳しい状況です。

惜しい接戦も多くなっており、2022年は1つでも多くの勝ちをつかみ取りたい(12月25日)

来年3月まで続く今シーズンは、ホーム新横浜での6試合を含めて残り12試合。新たな年にチームを一歩でも二歩でもさらに前進させたいところです。

2022年の「横浜GRITS」試合日程

  • 1月8日():レッドイーグルス北海道(苫小牧17:00)
  • 1月9日():レッドイーグルス北海道(苫小牧15:00)
  • 1月22日):ひがし北海道クレインズ新横浜16:00
  • 1月23日):ひがし北海道クレインズ新横浜14:00
  • 1月29日():東北フリーブレイズ(八戸17:00)
  • 1月30日():東北フリーブレイズ(八戸15:00)
  • 2月5日():ひがし北海道クレインズ(帯広15:00)
  • 2月6日():ひがし北海道クレインズ(帯広15:00)
  • 2月26日):H.C.栃木日光アイスバックス新横浜16:00
  • 2月27日):H.C.栃木日光アイスバックス新横浜14:00
  • 3月5日):レッドイーグルス北海道新横浜16:00
  • 3月6日):レッドイーグルス北海道新横浜14:00<最終戦予定>

【関連記事】

<横浜グリッツ>1/22(土)・23(日)の試合は中止、相手チームの感染で(2022年1月20日、新年からの全国的な感染拡大で試合が相次ぎ中止に)リンク追記

<横浜グリッツ>12/25(土)・26(日)に新横浜で連戦、ホーム初勝利に期待(2021年12月20日、これまでの戦績も)

【参考リンク】

12月25日(土)「横浜GRITS対東北フリーブレイズ」の試合結果(横浜GRITS)

12月26日(日)「横浜GRITS対東北フリーブレイズ」の試合結果(横浜GRITS)

横浜GRITSの試合結果と日程(アジアリーグ)