新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト
新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

20年先の神奈川県では鉄道や道路網はどのように変化していくのでしょうか。県は交通施策の方向性をまとめた「かながわ交通計画」を2007(平成19)年以来となる改定を行うのにあわせ、素案を公開し、来月(2021年)11月24日まで県民の意見を募集しています。

神奈川県内での「鉄道網構想図」(「かながわ交通計画」改定素案より)

「かながわ交通計画」は1986(昭和61)年に「神奈川の交通マスタープラン」として策定され、計画の名称変更と3回の改定を経て、14年前の“2007年バージョン”が最新版となっていました。この間、高齢化や人口減少への入口に差し掛かり、まちづくりの考え方も変化していることから、計画を現状にあわせて改定することにしたといいます。

今回、都市交通の目標を「交通網の充実による県内外・地域間の連携強化」や「利便性、快適性、安全性の確保」、「環境負荷の低減」という3つに加え、「地域交通ネットワークの確保・充実」を新たに設けたのが特徴。高齢化進行や人口減少に対応するため、地域を中心としたバス・タクシーなど既存の公共交通に加え、さまざまな民間輸送サービスを活用するとしました。

具体的な交通施策では、県内を「川崎・横浜」「三浦半島」「県央」「湘南」「県西」という5つの“都市圏域”ごとに機能強化を図る路線も挙げています。

神奈川県内での「自動車専用道路網構想図」(「かながわ交通計画」改定素案より)

川崎・横浜都市圏域での交通施策では、桜木町駅(中区)から京浜臨海部の貨物線を通り品川・東京テレポートを結ぶ「東海道貨物支線の貨客併用化」や、川崎駅からJR南武支線にアプローチする新線を整備し、東海道貨物支線に連絡する「川崎アプローチ線」、「横浜市高速鉄道3号線(ブルーライン)の延伸」などを列挙。また、横浜駅や川崎駅、新横浜駅、武蔵小杉駅、新百合丘駅を中核拠点として挙げています。

このほか、改定素案では県内の「鉄道網構想図」「自動車専用道路網構想図」「一般幹線道路網構想図」も掲載されており、県の交通計画の現状を知るうえでも役立ちそうです。

なお、「かながわ交通計画」に対する意見は、県公式サイト内のメールフォームなどから11月24日(水)まで提出することが可能。寄せられた意見を踏まえ、来年(2022年)3月頃に改定版を正式決定する予定です。

【関連記事】

横浜市が鉄道計画ページを刷新、注目度の高い「横浜環状鉄道」情報も集約(2021年10月7日)

【参考リンク】

「かながわ交通計画(改定素案)」に関する意見の募集について(2021年10月26日、神奈川県、改定素案の掲載と意見募集について)