今月(2020年3月)、新型コロナウイルスの感染拡大にともない、神奈川県警が運転免許の更新期日が迫っている際の対応を3月13日に発表しました。(4月9日追記:その後、対象期間と対応が拡充されています。こちらの記事をご覧ください)
神奈川県警の発表によると、運転免許の更新期限が今月3月13日から3月31日となっている場合は、二俣川の「神奈川県警察運転免許センター」や最寄りの警察署などに訪問のうえ、申請した場合は3カ月間は運転可能になるとしています。
一方、更新期限までに更新手続を行うことができず、運転免許を失効させてしまった場合は、「運転免許の失効から最長3年以内かつ新型コロナウイルス拡大の終息から1カ月以内」に限って、学科や技能試験を受けることなく免許の再取得が可能。また、通常の再取得手続よりも手数料を減額するとのこと。
いずれの場合も運転免許センター(045-365-3111)へ問い合わせるよう呼び掛けています。
【レポ】免許更新にこれだけ人が集まるとは……
先週3月9日(月)の午前、二俣川の運転免許センター(旭区)で実際に更新手続きを行ってみました。
朝8時のラッシュ時間帯、JR武蔵小杉駅からの「相鉄・JR直通線」は10両編成で1車両に5~6人ほどの客しかおらず、新型コロナウイルスへの感染懸念は感じられませんでしたが、二俣川駅から乗った免許センターへの相鉄バスは立っている客も目立ちます。
9時15分に免許センターで更新手続きを開始したものの、写真撮影までに40分以上の大行列。2月下旬から新型コロナウイルスの影響が拡大して以降、満員電車を除いて、これだけ多くの人が集まっているのは神奈川県でここだけではないか、と思うほどの熱気です。
講習を受けるまでに1時間弱の行列を終えて入った講習室内は、2人掛けの机を1人で使う形で8割ほどが埋まっている状態。ほぼ全員がマスク姿です。
講習後、免許を受け取って免許センターを出るころには、館内にほとんど人を見かけません。平日は誰もが早く更新を終わらせてしまいたい、との思いが強いためか、午前中はとにかく混雑する様子です。
がらんとした館内を眺め、いったいあの混雑は何だったのか、と早々に手続きに行ったことを後悔。早起きしたうえ、万が一感染でもしたら目も当てられません。
ただ、以前の古い運転免許センターとは違い、2018(平成30)年5月に出来たばかりの新しい建物は天井が高く、全体的に広いため、空気がよどんでいるという感じはしませんでした。
【関連記事】
・<神奈川県警>免許センター・警察署での「更新手続」を5/27(水)から再開(2020年5月27日※リンク追加)
・<神奈川県警>運転免許の更新期限「3カ月延長」は郵送申請も可能に(2020年4月9日、その後に対応拡充)
・<沿線レポート>相鉄直通線を見据え激変する「二俣川」、免許試験場も一新(2018年8月23日、下部に過去の免許センターの写真も)
【参考リンク】
・運転免許証関係手続のご案内(神奈川県警)