昨年(2019年)10月に首都圏や東北を襲った「台風19号」で中止となり、幻となってしまった国内最大の全国障害者スポーツ大会に出場する予定だった神奈川県内の選手らが来週(2020年)2月11日(火・祝)に鳥山町の「横浜ラポール」に集まり、卓球や水泳など5競技を通じた交流会が行われます。
全国障害者スポーツ大会は、国体(国民体育大会)の開催地で国体終了後に開かれている全国大会で、全国の都道府県と政令指定都市がそれぞれ選手団を派遣。
2019年は10月12日から14日までの日程で、茨城県に選手・関係者ら5800人を集めて開かれる予定でした。
ところが大会前日の10月11日から初日の12日にかけて台風19号が通過する予想進路となり、安全面を考慮して全競技の中止を決定。大会19回目で初めて、選手が競技をできないまま終わってしまいました。
そのため、横浜市と社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団(鳥山町)では、同大会に出場予定だった横浜市の選手団をはじめ、神奈川県や川崎市、相模原市の各選手団を横浜ラポールに招き、「神奈川県・県内政令市障害者スポーツ交流会~もうひとつの いばらき大会」と題し、開会式や競技を含めた交流会を企画したものです。
当日は10時15分から開会式を行った後、卓球や水泳、フライングディスク、ボウリング、アーチェリーの競技を15時ごろまで実施する予定です。
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【参考リンク】
・2月11日(火・祝)「神奈川県・県内政令市障害者スポーツ交流会」~もうひとつの茨城大会~を開催します(横浜市健康福祉局)