日産スタジアム(横浜国際総合競技場)での“決戦”を前に、あまりに長い苦難が続いたラグビーワールドカップ(W杯)における日本代表の歴史を振り返ってみませんか――。
日本ラグビーフットボール協会(JRFU)は、ラグビーの日本伝来からW杯までの歴史資料をインターネット上から閲覧できる「日本ラグビーデジタルミュージアム」を先月(2019年)9月に本格公開しました。
史上初の「W杯ベスト8」への進出をかけ、今月10月13日(日)に日産スタジアムでスコットランド代表と戦う日本代表チーム。
日本で初めてとなるW杯開催に加えて、日本代表が格上のアイルランドに勝利するなど、W杯が大きな注目を集めていますが、日本にとってこれまでの歴史は苦難の連続であったことが、今回公開された日本ラグビーデジタルミュージアムから読み取ることができます。
「日本代表国際大会史」「ラグビーワールドカップ史」と題されたページでは、1987(昭和62)年にW杯が行われることになった経緯や、日本の全戦績を公開。
1991(平成3)年の第2回大会でジンバブエに勝った後、2015年9月にイングランドで行われた前回大会の南アフリカ戦まで、W杯でまったく勝つことができなかったことをはじめ、ラグビー人気を失墜させた一つの要因とされる1995(平成7)年の第3回大会で、ニュージーランド相手に145対17で徹底的に打ちのめされた歴史などがこと細かに記録されています。
W杯以外にも、1899(明治32)年に慶應義塾の学生に伝えられたとされる日本におけるラグビーの歩みとともに、毎年の動きを知ることも可能です。
ラグビーとW杯の歴史を学べば、これからのW杯がさらに楽しめるはずです。
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【参考リンク】
・日本ラグビーデジタルミュージアム(ADEAC=アデアック)