今秋に始まるラグビーワールドカップの次には、早くもオリンピックが迫ってきました。来年(2020年)7月24日(金)に開会式が予定されている「東京2020オリンピック競技大会(東京2020五輪)」まで500日前となったきのう(3月)12日、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)近くで記念セレモニーが行われ、大型ビジョンを使ったカウントダウン表示も始まっています。
東ゲート橋前の「浜鳥橋交差点前広場」で行われたセレモニーでは、日産スタジアムおひざ元の小机町で1990年から活動を続ける太鼓団体「小机城址太鼓」による演奏とともに、大型ビジョンを覆っていた幕を開くと、「サッカー競技会場 横浜国際総合競技場」の表示とともに、「東京2020オリンピックまであと500日」「東京2020パラリンピックまであと532日」というカウントダウンの数字が登場しました。
同広場に設置されている大型ビジョンは、これまで通りラグビーワールドカップや横浜F・マリノス関連などのPRに活用しながら、今後は東京2020五輪のカウントダウン表示も随時行っていく予定です。
セレモニーを主催した横浜市市民局の西山雄二スポーツ統括室長は、「2002年FIFAワールドカップと今秋のラグビーワールドカップ、そして来年の五輪サッカー競技の決勝戦と、3つの決勝が行われる地は世界中で日産スタジアムしかなく、大変光栄なこと」とあいさつ。
港北区の栗田るみ区長も「区内の日吉では英国代表チームの事前キャンプも予定されており、区をあげておもてなししたい」と話します。
1996年のアトランタ五輪では、サッカー日本代表として出場した経験を持つ遠藤彰弘(あきひろ)さん(元横浜F・マリノス)がゲストとして招かれ「(マイアミの奇跡と呼ばれ、日本が勝利した五輪のブラジル戦は)スタジアムが(相手応援の)真っ黄色になっていてやりづらかった。ここ(日産スタジアム)で同じことをすれば、日本代表チームの大きな力になるはず」とアドバイス。「これからみんなで盛り上げていきましょう」とはっぱをかけ、周囲から拍手を浴びていました。
もう一人のゲストとして登場したのは、ウィルチェアー(車いす)ラグビーでリオデジャネイロパラリンピックの銅メダルや2018年の世界選手権優勝など、多数の大会出場経験を持つ若山英史(ひでふみ)さん。日産スタジアム至近の「障害者スポーツ文化センター横浜ラポール」を本拠地とするウィルチェアーラグビーチーム・横濱義塾に所属しており、「横浜ではパラリンピック競技は予定されていないが、ラポールのおかげで、港北区にはパラスポーツに触れるきっかけがある。ぜひパラリンピックも応援してほしい」と呼びかけます。
セレモニーには、地元から城郷小机地区連合町内会の防後優子会長や菊名地区連合町内会の篠﨑元彦会長、新横浜町内会の金子清隆会長、新横浜自治会の高橋稔会長と、横浜マリノス株式会社の黒澤良二社長が参加し、カウントダウンを表示する大型ビジョンの除幕を行いました。
東京2020五輪の500日前を迎えるにあたって横浜市は、今週末(2019年3月)16日(土)に大型イベント「500 Days to Go! フェスティバル」を日産スタジアムで開催する予定です。
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・<東京2020五輪>3/16(土)に新横浜で子供と楽しめる「500日前イベント」(2019年3月1日)
・<2020五輪のサッカー競技>日産スタジアム「男子決勝戦」は23時30分に終了予定(2019年4月18日、サッカー競技の開催日時)
【参考リンク】
・東京2020 開催まであと500日!~「500日前キャンペーン in 横浜」を展開(東京2020オリンピック・パラリンピック横浜市ウェブサイト)※3月16日(土)のイベント詳細
・東京2020オリンピック・パラリンピック横浜市ウェブサイト
・オリンピック競技スケジュール(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、サッカー競技は開会式前から予選を開始)