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川越からさらに30キロ以上先の小川町まで走る「長距離列車」が新設される(写真は東武東上線車両のイメージ、綱島駅)

来月(2019年3月)16日(土)に実施される東急電鉄のダイヤ改正で、菊名駅から約90キロ先にある埼玉県の小川町(おがわまち)まで走る列車が土日祝日に新設されます。

現在、土日祝日に菊名駅5時49分6時43分に出発する始発の「急行・森林公園行」の2本と、元町・中華街から来る7時49分発の「特急・森林公園行」の計3本について、さらに3駅先の小川町駅(埼玉県比企郡小川町)まで延長運転するもので、菊名駅から約1時間50分超にわたって走り続ける“長距離列車”が新たに誕生することになります。なお、元町・中華街駅から小川町までの距離は100キロに達します。

東急・菊名駅(下部)から90キロ先の東武東上線・小川町までの直通列車が3月16日以降の土日祝日に設定される(東武鉄道の鉄道路線図[PDF]を一部加工)

たとえば、菊名駅5時49分の急行は、渋谷駅から東京メトロの副都心線に入ると「急行」として明治神宮前や新宿三丁目、池袋など主要4駅のみに停車し、6時41分に和光市に到着。その後、東武東上線に入り「快速急行」として、志木駅(6時48分着)や川越市駅(7時着)、森林公園駅(7時19分着)に停車後、7時32分に小川町駅へ到着するダイヤとなっています。

小川町駅は、駅から徒歩約10分の場所に日帰り温泉の「おがわ温泉花和楽の湯」があり、車で6~7分の地にはゴルフ場「小川カントリークラブ」や「アドニス小川カントリー倶楽部」が置かれ、さらに徒歩30分ほどの「仙元山(せんげんやま)」周辺はハイキングコースとしても知られていることから、主に東上線沿線からの行楽客の利便性を高めるため、東武鉄道が延長運転する形にしたとのことです。

なお、菊名駅から小川町駅までの運賃は1250円(ICカードは1245円)となっています。

【関連記事】

“日吉沿線”で一番遠い「森林公園」へ、1日4本だけの超レア列車を乗り通してみた(横浜日吉新聞、2016年2月21日、日吉駅から森林公園駅まで乗り通した際の記録)

<レポート>西武鉄道が最も注力する観光地「秩父」、東横線沿線から身近な存在に(2017年8月12日、秩父鉄道の寄居へは小川町から近い)

【参考リンク】

3月16日(土)、田園都市線、大井町線など、東急線5路線でダイヤ改正を実施~オフピーク通勤・通学の推進および夕夜時間帯増発による混雑緩和を図りますPDF、2019年2月1日、東急電鉄)