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東急菊名駅で「特急(Fライナー)」や「急行」などとして時おり見かける電車が導入から40年を迎えたといいます。東急東横線と相互直通運転を行っている東武東上線を走る「9000型(9000系)」と呼ばれる車両がこのほど営業運転から40年を迎え、東武鉄道の沿線では記念乗車券の発売が行われます。

このほど40周年を迎えた東武東上線の「9000型」(綱島駅)

東急東横線は2013(平成25)年に東京メトロ副都心線と相互直通運転が始まって以降、副都心線を通じて東武東上線西武鉄道(本線)とも直通運転が行われており、現在では元町・中華街駅から埼玉県南西の秩父や、中部の比企郡に位置する小川町駅など100キロに達する区間を直通する列車も運転されるようになっています。

東横線では東急やみなとみらい線の車両をはじめ、東京メトロや東武東上線、西武鉄道と5社の車両が走っており、行先もさまざま。車内の広告や雰囲気も異なるため、一瞬どこの路線に乗っているのか迷うことがあるかもしれません。

東武の車両に乗ると東横線では見かけない車内吊り広告も

多彩な車両が乗り入れている東横線でたまにしか見かけないのがステンレスに茶色に近い赤いラインを巻いた「9000型」と呼ばれる東武東上線の古い車両で、1981(昭和56)年に営業運転を始めたものだといいます。

東横線へ乗り入れているのは、その後に製造された若干新しい車両とのことですが、それでも30年以上は経過していることになります。

1974(昭和49)年から順次導入された東京メトロの旧型車両は今後置き換えられる予定(大倉山駅)

現在、東横線には1974(昭和49)年から1989(平成元)年までに順次導入されたという東京メトロの古い車両も運転されていますが、この車両は新型に置き換えられることが決まっています。

東武東上線の車両は現時点で変更される計画は発表されていないため、“最古参”となるのは遠い日ではなさそうです。

【関連記事】

<東横線でもおなじみ>東京メトロの「旧型車」が4月にひっそり引退(横浜日吉新聞、2022年5月20日)リンク追記

通勤時に少し注目したい「東横線・目黒線」でたまに見かける新型車両(横浜日吉新聞、2021年10月25日、新しい車両も続々登場している)

東横線を走る東京メトロの“旧型電車”置き換え、2023年3月までに車両も変化(横浜日吉新聞、2019年11月18日)

<東急東横線>菊名駅から90キロ先、東武東上線・小川町への「長距離電車」新設(2019年2月5日)

【参考リンク】

2021年11月20日(土)から「9000型就役40周年記念乗車券」を発売しますPDF、東武鉄道)