横浜市経済局は静岡県磐田(いわた)市に本社を置く介護浴槽メーカーである株式会社アマノ(天野哲夫社長)を北新横浜駅近くに誘致し、南関東支店としてショールームやメンテナンス部品を常備する倉庫を設ける計画であることを公表しました。
株式会社アマノは、1966(昭和41)年に静岡県浜松市で創業し、病院や社会福祉施設向け浴槽などの製造販売を行うメーカー。今月(2018年8月)1日現在の社員数は179人で、全国15カ所に支店や営業所を設けており、これまで川崎市多摩区に置いていた東京営業所を北新横浜へ移すとともに、ショールームを併設した南関東支店に昇格させる計画です。
南関東支店は、北新横浜駅近くに地上2階建ての建物を建て、介護スタッフが実際に入浴できる入浴体験型ショールームと、メンテナンス部品を常備する倉庫を併設。横浜市をはじめとする神奈川県における市場シェアを高めていきたい考えです。
横浜市による企業誘致では、今年6月にアマノと同じ静岡県磐田市に本社を置くヤマハ発動機が新横浜3丁目に「ヤマハモーターアドバンストテクノロジーセンター」を新設したほか、4月にはドイツに本社を置く工業用接着剤メーカーであるDELO(デロ)工業接着剤株式会社を2丁目に、1月には同じくドイツ本社の工業3Dプリンティング企業の「EOS社」も3丁目に誘致しています。
【関連記事】
・ヤマハ発動機が新横浜進出、先端技術の開発やオープンイノベーション拠点に(2018年6月1日、同じく静岡県磐田市に本社を置く大手は新横浜3丁目に拠点)
・北新横浜駅近くに建設中「専門学校」、中卒者対象の調理・IT分野の学科を設置予定(2018年8月6日、北新横浜駅近くには千葉県の専門学校も進出)
【参考リンク】
・企業立地促進条例に基づき2件の事業計画を認定(横浜市経済局、2018年8月22日)
・株式会社アマノ(静岡県磐田市)