現在行われている「日産スタジアム(横浜国際総合競技場)」の大規模改修について、 このほど横浜市が内訳を公開し、トイレの増・改修やスタンドの改修に加え、エレベーターの更新など、観客が快適になる内容が複数含まれていることがわかりました。
これは横浜市会の「健康づくり・スポーツ推進特別委員会」に先月(2017年11月)30日付けで提示され、2019年9月から始まる「ラグビーワールドカップ2019(ラグビーW杯)」に向けた会場整備にかかる契約予定金額83億7000万円の内訳を公開したものです。
これによると、照明をLEDに更新して、照度の向上を図るために26億7000万円を投じるほか、フィールド床の補強に1億8000万円、「ハイブリッド芝」の開発・育成に1億3000万円などとなっています。
「安全・機能確保のための保全等」には53億9000万円の契約金額となっており、このうち、エレベーターの高速化・バリアフリー化を図るために2億8000万円、4階コンコースメインとバック部分のトイレ室の改良、男女共用多機能トイレ増設に5億6000万円、4階サイド部分と5階・6階のトイレの洋便器化に5億8000万円。
さらに、1層目のVIP席をはじめ、記者席や一般観客席(メイン・バック)の更新に5億3000万円となっていました。
来年(2018年)春には、どんな日産スタジアムになっているのでしょうか。
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【参考リンク】
・2017年11月30日「健康づくり・スポーツ推進特別委員会説明資料」(PDF、横浜市市民局、環境創造局※日産スタジアムについては最終ページ参照)