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来年(2019年)開催の「ラグビーワールドカップ(W杯)」へ向け、横浜市は小中学生を中心にラグビーの普及啓発活動を懸命に行っているものの、実際のW杯時には子どもらを観戦へ招待することは難しい状況だといいます。

昨年11月に日産スタジアムで行われた国際試合の様子

市はきのう(2018年10月)23日に行われた決算第二特別委員会で、ラグビーW杯時に子どもらの観戦招待を求めたことに対し、「現段階では非常に難しい状況」として否定的な考えを示しました。港北区から選出された大山しょうじ議員(民権フォーラム)の質問に小林一美副市長が答えたものです。

同副市長は、「横浜で行われる試合は、決勝トーナメントを含めてチケットの確保は困難な状況とのことで、子どもたちに観戦機会を提供するということは現段階では非常に難しい」との見方です。

来年9月20日から日本各地で開かれるラグビーW杯では、翌21日のニュージーランド対南アフリカ戦を皮切りに、11月2日の決勝戦も含め、日産スタジアム(横浜国際総合競技場)で計7試合を予定。神奈川県民を対象とした先行販売は今年4月までに終えており、一般発売の抽選申し込みが現在行われている最中です。

「一生に一度」などとして、大会を盛り上げるPRは、行政を中心とした公的機関によって市内のいたる所で行われている(新横浜駅前の歩道橋)

市は、主に小中学生らを対象にした体験講座などのラグビー関連イベントを多数開くだけでなく、会場となる日産スタジアムでは、主催者である国際競技団体「ワールドラグビー(World Rugby)」の求めに応じ、耐久性の高いハイブリッド芝への張り替えも行っています。

「(日本の)組織委員会に(招待を)働きかけていくことを考えているが、(ラグビーと触れ合えるイベントなどを)横浜市としてできることをやっていく」と同副市長。

横浜市民の“税金”を投入して大会を盛り上げるための活動を行っているだけに、子どもの観戦招待さえもできない状況に対しては議論を呼びそうです。

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横浜市など、10/27(土)に日産で開催のラグビー国際試合に県民500人を招待(2018年10月12日、今年の国際試合では県全体で500人の招待を行っている)

<日産スタジアム改修>W杯対応へ今年度だけで83億円、「ピッチレベル観客席」実験も(2017年10月5日、ワールドラグビーが芝生の張り替えを要請)

【参考リンク】

ラグビーワールドカップ2019日本大会公式サイト

膨らむ費用、黒字化課題 ラグビーW杯まで1年(日本経済新聞、2018年9月19日公開、主催者のワールドラグビーは日本の組織委にさまざまな要求を行っており、赤字となる可能性も指摘されている)

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