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4年ぶりとなる地域交流イベントが企画されました。

放課後児童クラブ(学童保育)の「太尾第二学童保育クラブ」(大倉山3)は、4年ぶりとなる「学童まつり」を今週(2023年)11月4日(土)ライフ大倉山店(大倉山5)の駐車場で開きます。

太尾第二学童保育クラブが11月4日(土)の10時から14時まで開く地域交流イベント「学童まつり」の案内チラシ。かつての「バザー」に変わって2018年から「学童まつり」の名でライフ大倉山店の駐車場を借りて行われてきた(公式サイトより)

太尾第二学童保育クラブは、太尾小学校(大倉山7)へ通う児童が放課後を過ごす場として1990(平成2)年に開設され、地域の手で運営されている学童保育施設です。

第二”という名称になっているのは、大豆戸小学校や大綱小学校の児童が主に通う大豆戸町の「太尾学童保育クラブ」(1980年開所)から分かれて設けられた歴史があるためだといいます。

太尾第二学童保育クラブの公式サイト

太尾第二学童保育クラブでは、新型コロナ禍前の2019年まで毎年秋にバザーなどの地域交流イベントを開いており、今年は4年ぶりに復活させることになったものです。

今回もライフ大倉山店の駐車場を会場に“学童まつり”の名で古着やおもちゃ、古本などのバザーをはじめ、焼きそばや焼鳥など飲食物を販売する模擬店を11時から14時まで出店。

また、同学童保育クラブに通う約60人の児童が企画して運営する「遊び&こどもコーナー」を設け、地域の子ども間での交流も図る予定です。

「学童まつり」の会場はライフ大倉山店の駐車場

放課後児童クラブや学童保育と呼ばれる太尾第二学童保育クラブのような施設は、保護者が不在中に自宅へ子どもを帰すことの不安を解消するため、児童が放課後を過ごす場として地域団体などが開設した居場所の一つ。

近年は港北区内の各小学校内でも専用教室を使った居場所「放課後キッズクラブ」が設けられるようになり、民間事業者も放課後の預かり事業に参入するケースも出てきましたが、古くは1970年代からその役割を各地域が独自運営する学童保育所が一手に担ってきました。

両親とも働く家庭が増え、小学生が放課後を過ごす場も多くなってきたが、かつては地域が独自に運営する学童保育(放課後児童クラブ)しかなかった(港北区の「放課後児童クラブ」紹介冊子より)

「学校の外にある、学校から毎日帰って来られる『第二の家』です。“放課後キッズ”ほど参加人数は多くなく、適度な人数だからこそできるスタッフと顔の見える関係です。きめ細かいケアを心がけています」(太尾第二学童保育クラブ)といいます。

太尾小の児童が通う太尾第二学童保育クラブのように、港北区内のほとんどの小学校学区内に1カ所以上が開設されており、その数は計32カ所(2023年8月時点)にのぼります。

地域が長年運営している学童保育がどういった雰囲気なのかを知るためにも、今回のような地域交流イベントへ出掛けてみてはいかがでしょうか。

港北区内にある「放課後児童クラブ(学童保育)」の一覧。ほぼ全小学校の学区をカバーしている。33カ所目に掲載されている施設は神奈川区内だが港北小学校(菊名2)の児童も通う(港北区の資料より)

【参考リンク】

太尾第二学童保育クラブ「学童まつり開催のお知らせ」(2023年11月4日10時~14時、大倉山「ライフ」駐車場で開催)

太尾第二学童保育クラブの公式サイト(大倉山3丁目、大綱中近く)

港北区「放課後児童クラブ(学童保育)」の案内ページ(説明書類なども)