“目にも鮮やか”な蛍光色のランドセルカバーが、港北区の街で行き交います。
横浜市港北区(大豆戸町)が主体となる港北区交通安全対策協議会(会長:漆原順一港北区長)は、この春(2023年4月)に区内の横浜市立小学校26校に入学した新1年生児童にランドセルカバーを贈呈。
創立150周年を今年迎える横浜市立日吉台小学校(日吉本町1、吉井宣明校長)で先週(2023年)4月7日(金)午前に開催された入学式でのプログラム内で「ランドセルカバー贈呈式」が行われました。
この日の朝の登校時間帯には、新学期で初登校した2年生から6年生までを、港北警察署(大豆戸町)の署員や港北区役所(同)の担当者、「港北区安全安心大使」横浜F・マリノス(横浜マリノス株式会社、新横浜2)のキャラクター・マリノスケ、公式チアリーティングチームのトリコロールマーメイズのメンバーらが校内で出迎える“サプライズ”シーンも。
児童と保護者、PTA役員を体育館に迎えおこなわれた入学式内でも署員とマリノスケ、トリコロールマーメイズが登場し、ランドセルカバーを新入生代表に贈呈していました。
今年度贈呈されたランドセルカバーには、“目にも鮮やか”な、黄緑色にも見える蛍光黄色の「ポリエステルオックスフォード素材」を採用したとのこと。
区地域振興課の東裕子さんは、「以前のビニール製素材は、カバー止め部分が破損しやすいといった声も寄せられていたことから、今年度からより“耐久性”に優れた素材を採用しました」と、製作費用の6割強を港北交通安全協会(大豆戸町、嶋村公会長)、残りを区役所で負担したという新しいランドセルカバーが誕生するに至った理由を説明します。
「全国的にも、7歳児(小学校1~2年生)の死傷事故が最多となっています」と、3月から新たに交通安全の普及促進の担当者として着任した港北署交通課の山縣(やまがた)一弘さんも、新たに反射材が縫製されたランドセルカバーを製作するに至った交通事故発生の現状について言及します。
「従来より耐久性、視認性もすぐれ、交通事故防止に効果があると思います」と東さん。
今年、日吉台小学校、そして港北区内に入学した新1年生の「事故から命を守る」取り組みは、“見た目の鮮やかさ”からも、地域で「輝く」取り組みとして受け留められ、“無事故”という成果につながることが望まれます。
(※)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です
【関連記事】
・【前年記事】横浜市内最多の3200人超にランドセルカバー、マリノスケが新1年生に「贈呈」(2022年4月11日)
・日吉台小が創立150周年、記念キャラや屋上看板、井戸復活も「本番はこれから」(横浜日吉新聞、2023年4月5日)
【参考リンク】
・始業式・入学式(横浜市立日吉台小学校)
・マリノスケから港北区の新一年生の皆さんへ! マリノスケ、トリコロールマーメイズからランドセルカバーを贈呈(一般社団法人F・マリノススポーツクラブ)
・新入学児童・園児を交通事故から守る運動~神奈川県実施要綱(神奈川県サイト)※PDFファイル ※4月5日(水)~4月11日(火)まで・「子どもの交通事故発生状況 」についても4頁目に掲載
・児童・幼児の交通安全対策(港北区)※過去の「ランドセルカバー贈呈式」についても掲載