新羽のお寺の境内に、軽快なギターの音色や優しい歌声が響きわたります。
新羽町大竹町内会は、ひっとプラン港北健康づくり部会、横浜市新羽地域ケアプラザと共催で、「大竹うたの会in善教寺」イベントを先週(2022年)10月20日(木)13時30分から15時まで開催。
横浜市営バス「大竹」バス停から徒歩2分の新羽町内にある善教寺の境内で、音楽セラピストとして地域でも活動をおこなう都筑区川和町在住の中川ともゆきさんの歌とギターにあわせて、「懐かしい歌」を楽しむひとときを過ごしました。
元々は、大竹町内会館(同)でスタートしたイベントだったものの、新型コロナ禍の影響もあり、屋外、かつソーシャル・ディスタンスを保てる場所として、コロナ前までは多く地域イベントも開催していたという同寺が会場を提供。
春と秋の年2回の開催スタイルとなり、地域の福祉や子育てなどの課題解決を目指す「ひっとプラン港北」の事業の一つとしてもおこなわれるようになったものです。
本来は今月14日(木)に開催予定でしたが、雨天予報のため延期に。
「開催についての多く問い合わせがあり、驚きました。会場に、延期が決まった日についつい来場された人もいたほどの人気です」と同ケアプラザの生活支援コーディネーター・大田百香さん。
20日は朝から晴天に恵まれ、国家資格の介護福祉士や認知症ケア専門士(一般社団法人日本認知症ケア学会、東京都新宿区)などの資格も保有しているという中川さんが、30年来のキャリアだというギターの弾き語りや、「回想法」を採り入れたトークなども展開。
用意された歌詞カードとともに、美空ひばりや坂本九など往年のスターたちが彩った昭和歌謡の「懐かしい歌詞」を口ずさむひとときを、一人ひとりがゆったり、ゆっくりと楽しんでいました。
この日は20人を超える人が境内に集まり、同町内会の飯嶌由美子会長や新羽町連合町内会の尾出清和会長も参加。
「開催を楽しみにしてくれている」(大田さん)という、同寺の住職・平等(びょうどう)勝尊さんも現場に立ち寄り、中川さんのパフォーマンスに拍手とエールを送っていました。
特にシニアに関するイベントや催しがコロナ禍により中止に追い込まれるケースが相次ぐ中、「地域ぐるみ」で“屋外イベント”の工夫を凝らすチャレンジは、これから先の地域コミュニティの一つの成功事例としても、長く語り継がれていくことになりそうです。
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・【歴史まち歩き】長い歴史と篤い信仰「新羽」、丘陵の史跡を歩く(2022年1月21日)※善教寺についても紹介
【参考リンク】
・健康づくり部会 大竹うたの会 in 善教寺(新羽町大好き~FC2のブログ)
・大竹うたの会延期のお知らせ(横浜市新羽地域ケアプラザ・コミュニティハウス)
・新羽幼稚園のサイト(学校法人平等学園)※境内に隣接している