建築のプロが通う店の話題です。LIXIL(リクシル)グループの傘下で、岸根交差点に近い鳥山町に「横浜店」を置く、プロ向けの会員制資材販売店チェーン「建デポ」は、今月(2019年6月)3日付けで関西を中心にホームセンターを展開するコーナン商事(大阪府堺市)の子会社となったことが発表されました。
建デポは、トステム(当時=現LIXILグループ)が材木や建築金物、工具などを販売する店として2009年に一号店を千葉県野田市に出店。翌年(2010年)12月には、横浜市内初の店舗として、横浜上麻生道路至近の鳥山町にあったトステム(当時)の事業所跡に店を構えています。
平面ながら1320平方メートルの売場面積を持つ同店は、ホームセンター風の建物ですが、会員登録した建築業の関係者以外は利用ができない仕組み。
近くには、レストランの「しゃぶ葉」や「新横浜母と子の病院」があるため、同店前を通行する機会も少なくはなく、朝早くから夜遅くまで開いているので、何の店なのか気になった人も多いかもしれません。
現在、建デポは埼玉県や東京都などの首都圏を中心に全国66店を展開しており、横浜市内では鳥山町の「横浜店」と、トレッサ横浜に近い鶴見区駒岡の倉庫跡を使った「横浜駒岡店」を出店しています。
このほど建デポを買収したコーナン商事は、都筑区で「ホームセンターコーナン」の港北インター店や港北ニュータウン店のほか、神奈川県内で22店を展開しているものの、関西エリア以外では店舗が手薄なため、「首都圏での事業基盤の一層の強化を図ることができる」(同社ニュースリリース)としてグループ化したものです。
一般顧客との接点が多いホームセンター企業が建デポを買収したことで、いつかはプロ以外の客も使えるようになるのでしょうか。
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【参考リンク】
・建デポ横浜店(鳥山町)の場所と営業時間(グーグルマップ)