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新横浜グレイスホテルで開催された記念祝賀会では、長年の功労に対し感謝状の授与も行われた。安齊博仁会長(中央)、小島伸治港北警察署長(右から3番目)と

新横浜グレイスホテルで開催された記念祝賀会では、長年の功労に対し感謝状の授与も行われた。安齊博仁会長(中央)、小島伸治港北警察署長(右から3番目)と

経済成長に伴い、人口集中で「交通戦争」と言われた1968(昭和43)年に港北区で発足した「港北安全運転管理者会」(事務局:大豆戸町・港北警察署内)が、今年(2018年)2月に創立50周年を迎えました。

1965年(昭和40年)6月の道路交通法の一部改正により、「安全運転管理者制度」が法制化され、一定台数以上の自動車を使用する事業所等は、安全運転管理者を選任し、所轄の公安委員会に届け出ることが義務となりました。

法改正当時の港北区は、まだ神奈川警察署の管内。

今月(4月)1日から就任したばかりの栗田るみ港北区長が来賓としてあいさつ。事故が多発していた時代からの大変な努力、また現在の少ない(事故の)数字に抑えられている現状についての感謝の想いを述べた

今月(4月)1日から就任したばかりの栗田るみ港北区長が来賓としてあいさつ。事故が多発していた時代からの大変な努力、また現在の少ない(事故の)数字に抑えられている現状についての感謝の想いを述べた

1966(昭和42年)4月に港北警察署が大豆戸町に創設されたことを機に、翌1967年2月に、管内の安全運転管理者が集い、交通事故防止を主たる目的とした「港北地区安全運転管理者連絡協議会」が発足。後に現在の名称に変更し、今日に至っているといいます。

半世紀を迎えた同会の歴史を祝し、今週(4月)25日夕刻より、新横浜グレイスホテル(新横浜3)にて開催された記念祝賀会には、同会会員や来賓ら約70人が参加。同会の第8代目となる会長の安齊(あんざい)博仁会長(株式会社安齊商店=箕輪町1)や、栗田るみ港北区長小島伸治港北警察署長神奈川県安全運転管理者会連合会の大木宏之会長港北交通安全協会の嶋村公(ただし)会長らがあいさつ。

半世紀の歩みを振り返りながらの想い、祝辞や、これまでの活動に対する感謝の弁を述べました。

神奈川県安全運転管理者会連合会の大木宏之会長は、1998年春から翌1999年秋まで港北警察署長を務めていた。「当時熱心だった」港北区の会員の活動について想い出を語った

神奈川県安全運転管理者会連合会の大木宏之会長は、1998年春から翌1999年秋まで港北警察署長を務めていた。「当時熱心だった」港北区の会員の活動について想い出を語った

同会では、警察や関係機関と協力しての交通安全運動や、小机城址まつりでの交通安全パレード自転車マナーアップや事故防止キャンペーン自動車安全運転競技大会教養セミナーなどのイベント開催や活動を実施してきました。また、港北区内の小学校に出向いた交通安全教室や、加入事業所を訪問しての交通安全についての最新の情報の提供や指導など、交通事故防止や交通安全についての啓発活動も行っています。

長年の功績に対し、同会の野澤真二総務委員長(新光建設株式会社=大豆戸町)、株式会社春秋商事(新横浜3)の川崎昭浩取締役統括部長奈良建設株式会社(新横浜1)の笠原彰仁総務部長(司会進行・同会事業委員長)らに、同会からの感謝状が贈呈されていました。

式典では、50年を振り返る映像もスライド上映。参加者には記念誌も配布された。岸根囃子(はやし)連によるお囃子も場を盛り上げた

式典では、50年を振り返るスライド映像も上映。参加者には記念誌も配布された。岸根囃子(はやし)連によるお囃子も場を盛り上げた

交通事故を1件でも2件でも減らし、ゼロに近くしなければという強い気持ちでがんばっていかねばならない」(小島署長)という言葉の通り、全体的には減少傾向にあるという交通事故を、引き続きこれからも防いでいくための活動の必要性を各来賓は強調します。

安全運転管理者は、定員11人以上の自動車を1台以上使用している事業所、その他の自動車を5台以上(自動二輪車1台は0.5台で計算)使用している事業所、自動車運転代行業者については、営業所ごとに選任が必要と道路交通法で定められています。

創立50周年事業の実行委員長・鬼嶋俊二副会長(右・扶桑電機株式会社専務取締役営業本部長)によると、記念誌の作成含め、「1年前から準備してきました」とのこと。堂薗紀栄之副会長(中央・株式会社春秋商事代表取締役会長)、安齊会長(左)と

創立50周年事業の実行委員長・鬼嶋俊二副会長(右・扶桑電機株式会社専務取締役営業本部長)によると、記念誌の作成含め、「1年前から準備してきました」とのこと。堂薗紀栄之副会長(中央・株式会社春秋商事代表取締役会長)、安齊会長(左)と

安全運転管理者や届け出事業所の会員で構成されている同会では、新規入会も随時受け付けているとのこと。

交通事故は、起こす側も、起こされる側も、嫌なもの。多く皆様のご協力をいただきながら、先輩方が築いた50年の歴史を継ぎ、これからも運営していきたい」(安齊会長)と、同会では、各事業所での交通安全の徹底、また交通安全を一般の人々にも広めていくための啓発活動へのさらなる協力を呼び掛けています。

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【参考リンク】

神奈川県安全運転管理者会連合会のサイト

地区安全運転管理者会(同サイト)※港北警察署管内は神奈川県下で最多の人口を抱えている

安全運転管理者制度(神奈川県警察本部)

港北警察署のサイト ※署内に同会事務局が置かれている(加入申込などの連絡先)