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整備予定地とみられる新吉田東4丁目の遊休農地

新吉田東4丁目に昨年(2016年)分譲した住宅地「リーフテラス新吉田東」に近い高台の遊休農地を使い、横浜市が農地付き公園の整備を計画していることがわかりました。早ければ2019(平成31年)度中(2020年3月まで)にオープンさせたい考えです。

こうした農地付き公園の整備は、2009年度から10年間にわたって市が独自に徴収している「横浜みどり税」を財源の一部とし、緑の強化や保全を行う「横浜みどりアップ計画」の一環。緑地を減らさないよう、現在は使われていない農地を市が買い取るなどし、市民が農体験できる公園として整備するもので、港北区内では2015年4月に「師岡町梅の丘公園」が整備されています。

港北区初の農地付き公園として2015年4月に整備された「師岡町梅の丘公園」

師岡町梅の丘公園では、1万平方メートル超の敷地に個人や家族で利用可能な分区園(13平方メートル)を46区画とグループで利用できる団体用分区園(50平方メートル)を3区画などが設けられており、1年間の利用料は個人・家族向けが5200円、団体用は2万円。また公園としてトイレや広場などが整備されており、農園利用者以外も園内散策を可能としています。

新吉田東4丁目の農園付公園「新吉田東四丁目公園(仮称)は、師岡梅の丘公園より若干狭い規模の8000平方メートル程度とし、同様に各種分区園が設けられる見通しです。

高田駅前から、農地付き公園整備予定地に近い新吉田東3丁目の酒店兼スーパー「横溝(yokomizo)」付近までは9割以上の道路用地が確保されており、2019年3月までに新たな道路を開通させる方針

整備予定地は、最寄りのバス停留所である「新田農協前」から約350メートルほどの距離。至近では高田駅前と新横浜をつなぐ道路「宮内新横浜線(新吉田・高田地区)」の建設が進められています。

同道路は、高田駅前から新吉田東3丁目町内の酒店兼スーパー「横溝(yokomizo)」付近までを2018年度中(2019年3月まで)に開通させ、残りの区間は2021年度(2022年3月末まで)に完成する予定。公園のオープン時には、周辺の道路環境も格段に向上していることになりそうです。

(※)見出し左の写真は市民に貸し出される分区園のイメージ、師岡梅の丘公園で撮影

【関連記事】

高田駅前に200mだけの立派な道路、実は新横浜と都内をつなぐ壮大計画の第一歩(日吉新聞、2016年7月15日、宮内新横浜線の紹介記事)

高田駅から徒歩12分、綱島駅からのバス「四ツ家」近辺に22区画の分譲地を販売中(日吉新聞、2016年8月29日、公園整備予定地の近く)

【参考リンク】

農地付き公園の整備を計画しているとみられる場所(新吉田東4丁目、グーグルマップ)

平成29年度「港北区内で行われる主な整備事業」PDF、10ページ参照)

「Leaf Terrace(リーフテラス)新吉田東」のアクセス情報(公園整備予定地近くの分譲住宅地)

師岡町梅の丘公園(港北区内初の農地付き公園)