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初めてソロ奏者を神奈川フィルから招へい、若き指揮者川崎最大級の新ホールでの演奏会に挑むことになりました。

1986(昭和61)年11月設立、来年40周年を迎える港北区民交響楽団(通称:区民響)は、あさって(2025年12月28日(日)13時30分から15時30分まで(開場13時)「第77回定期演奏会」を開催します。

あさって(2025年)12月28日(日)13時30分から開催される港北区民交響楽団「第77回定期演奏会」の案内チラシ(同団提供)

あさって(2025年)12月28日(日)13時30分から開催される港北区民交響楽団「第77回定期演奏会」の案内チラシ(同団提供)

会場は、JR川崎駅から東側に徒歩約16分の距離の場所にある、2017(平成29)年10月にオープンした川崎市スポーツ・文化総合センター「カルッツかわさき」(川崎区富士見1)。

1階席のみで1000席を超える規模を有する川崎市最大の大型ホールでの開催となった理由として、「地元の方にお越しいただくためになるべく横浜市内で開催したいのですが、今回は抽選結果もあり、当会場での開催となりました」と、事務局長を務める松本由佳子さん

港北公会堂での練習風景。団員は現在約70人が在籍している。演奏曲目は各パートのリーダーからなる「選曲委員会」で選曲、各パートからの熱い要望などにより喧々諤々(けんけんがくがく)、舞台の大きさや予算なども考慮して、最終的に決定するという(同団提供)

港北公会堂での練習風景。団員は現在約70人が在籍している。演奏曲目は各パートのリーダーからなる「選曲委員会」で選曲、各パートからの熱い要望などにより喧々諤々(けんけんがくがく)、舞台の大きさや予算なども考慮して、最終的に決定するという(同団提供)

初めての会場となるといい、「区民の方には馴染が少ないかもしれませんが、(2017年オープンと)新しい施設ということもあり、綺麗で大きいホールです。ぜひ足をお運びください」と、当日の来場を呼び掛けます。

ソリストには、初めて、神奈川フィルハーモニー管弦楽団(神奈川フィル・神フィル)に所属する若手チェロ奏者の鈴木海市(かいし)さんを招へい。

横浜市出身の指揮者・松村優吾さん(左)と神奈川フィルの若手チェリスト・鈴木海市さん(同団提供)

横浜市出身の指揮者・松村優吾さん(左)と神奈川フィルの若手チェリスト・鈴木海市さん(同団提供)

桐朋学園大学音楽科指揮専攻を卒業後、イタリアで研鑽を積んだという、横浜市出身指揮者・松村優吾さんが、昨年(2024年)5月以来2度目のタクトを振る予定です。

今回は、イタリアの作曲家・プッチーニの「交響的奇想曲」やドヴォルザークの「チェロ協奏曲」、クラシックファンの人気も高いムソルグスキー(ラベル編)の組曲「展覧会の絵」という演奏プログラム。

今回のプログラムは「大曲・難曲ぞろい」(松本さん)。比較的短めだった練習期間に集中して練習に打ち込んできたという(同団提供)

今回のプログラムは「大曲・難曲ぞろい」(松本さん)。比較的短めだった練習期間に集中して練習に打ち込んできたという(同団提供)

イタリアオペラの香りたっぷりのプッチーニ、神奈川フィルの若手チェリスト・鈴木海市さんのソロで名曲・ドヴォルザークのチェロ協奏曲、色彩豊かな『展覧会の絵』と聴きごたえたっぷりのプログラムです」と、松本さんは今回の演奏会の魅力を語ります。

鈴木さんは昨年11月に神奈川フィルに入団したばかり。2022年に開催された第76回全日本学生音楽コンクール東京大会で1位、全国大会で2位という経歴を持つ若きチェロ奏者として活躍しています。

全体での合奏の他、弦と管にわかれての「分奏」をセンター北に新しくできたボッシュホールのリハ―サル室で行う様子(都筑区民文化センター「ボッシュホール」のリハ―サル室にて、同団提供)

全体での合奏の他、弦と管にわかれての「分奏」をセンター北に新しくできたボッシュホールのリハ―サル室で行う様子(都筑区民文化センター「ボッシュホール」のリハ―サル室にて、同団提供)

「ずっと(弾くのが)夢だった」というドヴォルザークのチェロ協奏曲について、「オケ(オーケストラ)の生活が主軸の自分にとっては、大きなホールでソリストとして弾ける機会は本当に貴重で幸せなことです。心を込めて演奏するのでぜひ来ていただけたら」と、自身のSNSで今回の演奏に挑む気持ちを綴っています。

チェロのソリストを招へいするのは同団にとって3回目になるといい、「1回目は1991(平成3)年の創立5周年記念演奏会で港北区芸術祭委員長堀了介さんを招き、今回と同じドヴォルザークのチェロ協奏曲を演奏しました。懐かしいです」と松本さん。

「音を抑えて」とタクトを振る松村優吾さん(練習時、同団提供)

「音を抑えて」とタクトを振る松村優吾さん(練習時、同団提供)

昨年4月から新団長に就任した碓井航さん(鶴見区在住、トロンボーン担当)は、「技量はプロに及ばずとも、アマチュアならではの音楽演奏をしていきたい、それを実現できる運営を行っていくことができれば」と語ります。

プロらしい指揮、ソリストの演奏と、“アマチュアならでは”の熱き想いが重なるかの、当日の演奏に大きな期待感が寄せられることになりそうです。

なお、当日は入場無料小学生以上からの入場が可能となっています。

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の共通記事です

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【参考リンク】

港北区民交響楽団 第77回定期演奏会(teket〜テケト)※登録なしでも入場可能

アクセス(カルッツかわさき)※閉館した川崎市体育館と教育文化会館「大ホール」の機能を引き継ぐ施設として2017年10月にオープンした