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2つの神奈川県立高校の現役高校生が、横浜市会議員と地域社会の問題を「語り合う」特別な機会が設けられました。

横浜市会議員の有志により設立された「こども・子育て横浜市会議員連盟(こども議連)」(渋谷健会長)は、「高校生と市会議員で一緒に未来の政策を 語り合おう!プロジェクト」に参加。

1900(明治33)年の創立から125周年を迎えた横浜平沼高校。横浜駅の相鉄側出入り口から徒歩約10分、相鉄本線平沼橋駅から徒歩約3分の交通至便な場所にある(2025年10月)

1900(明治33)年の創立から125周年を迎えた横浜平沼高校。横浜駅の相鉄側出入り口から徒歩約10分、相鉄本線平沼橋駅から徒歩約3分の交通至便な場所にある(2025年10月)

神奈川県立横浜平沼高校(西区岡野)では昨年(2025年)10月22日、また横浜翠嵐高校(神奈川区三ツ沢南町)では11月13日に、同議員連盟に所属する議員有志が両校を訪問、現役高校生地域課題について語り合う時間を過ごしました。

同プロジェクトは、両校の生徒会からの「政治家の皆さんと直接話をできれば」との提案があったことから実現したといい、今年度で2年目の開催となりました。

「高齢者の免許返納と交通手段の確保」と「男性の育児休業取得率向上」についての活発な意見交換はもちろん、あたたかな交流の場が持たれた

「高齢者の免許返納と交通手段の確保」と「男性の育児休業取得率向上」についての活発な意見交換はもちろん、あたたかな交流の場が持たれた

テーマは生徒側が考えたという「高齢者の免許返納と交通手段の確保」「男性の育児休業取得率向上」の2つを設定し、生徒と議員が同席してのグループごとに分かれての活発な議論を展開。

最後にそれぞれのグループからの発表が行われ、“未来への提言”として、その成果を分かち合う時間が持たれていました。

横浜市立高校では「議会訪問」も

一方、横浜市会では、2015(平成27)年度から、横浜市立高校の生徒を対象とした市会議事堂(中区本町)訪問を継続して行ってきたといい、今年度(2025年度)も昨年12月23日に本会議の流れを体験する議会シミュレーションを実施。

市会に関するレクチャーや議員との対話を行うことでの議員・議会活動に対する理解の促進主権者意識の向上を目指してきたといいます。

横浜市立高校では2015年度から「市会議事堂」訪問が行われてきた(横浜市の記者発表資料、2024年開催時)

横浜市立高校では2015年度から「市会議事堂」訪問が行われてきた(横浜市の記者発表資料、2024年開催時)

今回、「生徒会」学生が自発的に企画を行ったという「神奈川県立」の翠嵐高校と平沼高校のケースでは、前者が創立110周年(1914年創立)、後者が125周年(1900年創立)となったそれぞれの周年を記念し、かつて行われていたという部活動の対抗戦「翠平戦」「平翠戦」をそれぞれ2024年と2025年に復活開催するなど、学校同士の交流の機運が高まっていました。

今回の両県立高校での取り組みが、現時点で継続していくのかは未定ですが、歴史ある県立高校で行われた「政治参加」を学ぶ高校現場での自発的な取り組みが、今後深まり、さらなる広がりを見せるのかには大きな注目が集まりそうです。

【横浜平沼高校での開催の様子】

「こども・子育て横浜市会議員連盟(こども議連)」会長の渋谷健(たけし)市議がまずはあいさつ。渋谷市議も県立横浜緑ヶ丘高校(中区本牧緑ヶ丘)出身。高校生からの“招待”である今回の企画への感謝の言葉を述べた後、「議員と話す機会などあまりないでしょうから、肩の力を抜いて、(市議らを)先生などと呼ばずに、心を通じ合って語り合ってもらえれば。いい結果が出るようにと祈っています。頑張ってください」との激励の言葉を送っていました

「こども・子育て横浜市会議員連盟(こども議連)」会長の渋谷健(たけし)市議がまずはあいさつ。渋谷市議も県立横浜緑ヶ丘高校(中区本牧緑ヶ丘)出身。高校生からの“招待”である今回の企画への感謝の言葉を述べた後、「議員と話す機会などあまりないでしょうから、肩の力を抜いて、(市議らを)先生などと呼ばずに、心を通じ合って語り合ってもらえれば。いい結果が出るようにと祈っています。頑張ってください」との激励の言葉を送っていました

この日は9人の横浜市議が4つのグループの各テーブルに分かれて高校生との「対話」にチャレンジ。まずはそれぞれ自己紹介と、緊張感を解(ほぐ)す「アイスブレイク」で好きな食べ物を紹介しつないでいく時間が持たれました。横浜平沼高校の卒業生で元市会議長の清水富雄市議(中央左)も後輩の生徒たちを見守っていました

この日は9人の横浜市議が4つのグループの各テーブルに分かれて高校生との「対話」にチャレンジ。まずはそれぞれ自己紹介と、緊張感を解(ほぐ)す「アイスブレイク」で好きな食べ物を紹介しつないでいく時間が持たれました。横浜平沼高校の卒業生で元市会議長の清水富雄市議(中央左)も後輩の生徒たちを見守っていました

まずは1つ目のテーマ「高齢者の免許返納と交通手段の確保」についての考察を真剣に行う姿も。生徒たちが決めた議題とあって、市議たちが真剣にテーマに向かい合う姿が見られていました

まずは1つ目のテーマ「高齢者の免許返納と交通手段の確保」についての考察を真剣に行う姿も。生徒たちが決めた議題とあって、市議たちが真剣にテーマに向かい合う姿が見られていました

模造紙への意見集約を鮮やかに行うチームも。「コミュニティバス」の運行や「ドローンでの人の移動」、バス停までの歩道の整備や一部の時間帯のタクシー無料運行といった意見が上がった班もありました

模造紙への意見集約を鮮やかに行うチームも。「コミュニティバス」の運行や「ドローンでの人の移動」、バス停までの歩道の整備や一部の時間帯のタクシー無料運行といった意見が上がった班もありました

司会進行は共催者でもある一般社団法人横浜イノベーション推進機構(中区本町)の黒澤史津乃代表理事が担当。各テーブルでは世代を超えての議論が交わされました

司会進行は共催者でもある一般社団法人横浜イノベーション推進機構(中区本町)の黒澤史津乃代表理事が担当。各テーブルでは世代を超えての議論が交わされました

平沼高校での参加者は昨年の6人を大きく上回る28人に上り大盛況。女子が半数を占め、発表も活発に行っていました

平沼高校での参加者は昨年の6人を大きく上回る28人に上り大盛況。女子が半数を占め、発表も活発に行っていました

2つ目のテーマ「男性の育児休業取得率向上」についての話し合いの成果も、次世代に継がれていくことになりそう。行政の取り組みや取得の義務付け、取得しやすい雰囲気づくりやボーナスでの奨励、話題づくりの必要性といった提案も行われていました

2つ目のテーマ「男性の育児休業取得率向上」についての話し合いの成果も、次世代に継がれていくことになりそう。行政の取り組みや取得の義務付け、取得しやすい雰囲気づくりやボーナスでの奨励、話題づくりの必要性といった提案も行われていました

生徒会を代表して港北区出身だという中澤健太朗副会長があいさつ。夏頃から準備を行い企画を行うことができたことの感謝や「新しいことを知って、新たな知見を得て、新たな学びの発展につながれば」との想いを語っていました

生徒会を代表して港北区出身だという中澤健太朗副会長があいさつ。夏頃から準備を行い企画を行うことができたことの感謝や「新しいことを知って、新たな知見を得て、新たな学びの発展につながれば」との想いを語っていました

最後にあいさつを行った小島由美校長は「実際に、横浜市を動かしている(議員の)皆さんとこのような形で話をするということは、学校の授業で学んでいることがどのように発展し(市政に)入っていくのかということにつながると思います。また授業にもより身が入っていけるのではないかと期待しています」と、この日の“学びの成果”への期待感を示していました

最後にあいさつを行った小島由美校長は「実際に、横浜市を動かしている(議員の)皆さんとこのような形で話をするということは、学校の授業で学んでいることがどのように発展し(市政に)入っていくのかということにつながると思います。また授業にもより身が入っていけるのではないかと期待しています」と、この日の“学びの成果”への期待感を示していました

)この記事は「新横浜新聞~しんよこ新聞」「横浜日吉新聞」の一部共通記事です

【関連記事】

県立高校生が“地域課題”の解決を提案、横浜翠嵐・平沼高校で「市議と語る」(横浜日吉新聞、2026年3月3日)※横浜翠嵐高校での開催の様子を詳報

“社会を良くする”役割を担えるか、2025年度「横浜市会」「神奈川県議会」がスタート(2025年5月15日)

【参考リンク】

「高校生と市会議員で一緒に未来の政策を語り合おう!プロジェクト」を開催します!(横浜市記者発表資料〜市議会局政策調査課)

横浜市立高校生が市会議員と横浜の未来について考えます!(横浜市記者発表資料〜市議会局政策調査課)

「高校生と市会議員で一緒に未来の政策を語り合おう!プロジェクト」を開催しました!(横浜市議会局政策調査課)

横浜市立高校の生徒が横浜市会を訪問しました(同)