新横浜・菊名・大倉山・新羽など港北区南部の地域情報サイト

現在の中央図書館とは別に横浜市が新設する計画の「新たな大型図書館」について、新横浜駅前市有地が建設候補地として検討されていることがわかりました。きょう(2025年)12月5日付けで市関係者などの話として読売新聞朝日新聞が相次いで報じたものです。

新たな大型図書館については、昨年12月に市教育委員会が示した資料「今後の市立図書館再整備の方向性」で建設の方針を提示。

今後の市立図書館の位置付け、1区1館は変えない一方で中規模化と「新たな大型図書館」の整備を行う方針(2024年12月、横浜市教育委員会「今後の市立図書館再整備の方向性」より)

電子書籍も含めた最新の多様なメディアを取り入れた「『教育都市横浜』の“知の拠点”」とする一方、現在は中央図書館が担っている予約図書などの物流機能を強化する目的を持たせ、面積1万から2万平方メートルの大型施設とすることなどを打ち出していました。

候補地として報じられた新横浜駅前の市有地は新横浜2丁目に位置し、西広場(小机寄り)に隣接して約2800平方メートルの広さ。

駅前西広場に隣接した市有地、現在は新綱島駅周辺で行われている再開発に関係した残土などの置場として使われている(2025年12月)

この土地は、1972(昭和47)年に高島屋ボウリング場を設け、2年足らずで閉店後は傘下企業が家具・インテリア店を運営していましたが、2002(平成14)年に日産スタジアム(横浜国際総合競技場)が試合会場となったサッカー「2002FIFAワールドカップ(日韓共同開催)」の関係者向け仮設施設とするため、横浜市が入手したものです。

かつて平面駐車場として使われていた頃の白線が残っている。横浜線の線路側は一部が駐輪場「新横浜駅第5自転車駐車場」として使われている(2025年12月)

相鉄・東急新横浜線の工事用地や、駅前交番の仮移転先として使われていた頃の市有地(2024年1月)

FIFAワールドカップ後には、平面駐車場として活用され、相鉄・東急新横浜線の建設工事が始まってからは詰所や建設機材などを置く場として使用。一部は「新横浜駅前交番」の仮移転先にもなっていました。

市有地の位置図。東海道新幹線やJR横浜線、市営地下鉄ブルーライン、相鉄・東急新横浜線の駅前というだけでなく、市有地の目の前には「環状2号線」が通っており、物流の拠点として悪くはない環境(2025年12月)

市教育委員会によると、現時点では公式に発表できる段階になく、現在開かれている横浜市会の場で公表する予定だといいます。

【関連記事】

新横浜駅前の「新図書館」は7~10年後、横浜駅と二択で物流・まちづくり面から選ぶ(2025年12月16日)リンク追記

<横浜市図書館>10年内に刷新や拡張、大型館も整備、1区1館の基本は変えず(2024年12月18日、新たな大型図書館についても)

・【2019年の記事】新横浜の駅前に残る貴重な「市有地」、活用方法を探る調査を実施へ(2019年9月13日)

【参考リンク】

新横浜駅前「西広場」横にある市有地の場所(グーグルマップ)

横浜市図書館ビジョン(今後の図書館のあり方について、横浜市教育委員会)