年内の新横浜開催は残り2試合となりました。
9月に始まった2022-23年のプロアイスホッケー「アジアリーグ」の横浜グリッツ(GRITS)は、来月(2022年)12月10日(土)・11日(日)に本拠地のKOSE新横浜スケートセンターでは年内最後となる2連戦が予定されています。
11月26日(土)・27日(日)に新横浜で行われた「H.C.栃木日光アイスバックス」との連戦は、2日間で1800人超の観客を集めており、冬場に入り観戦者が増えつつあります。
横浜グリッツはこの2連戦で上位のアイスバックスに連敗となりましたが、初戦は劣勢から延長戦に持ち込む熱戦となり、過去最多となる926人の観客を沸かせました。
また、会場内では新たに米国のクラフトビールや、横浜ゆかりのドリップコーヒーの販売も開始し、人気を集めています。
新横浜での次戦は、リーグで首位争いの中心となっている「レッドイーグルス北海道」との2連戦。本拠地で同チームと戦うのは今シーズン初となります。
試合は12月10日(土)が16時、11日(日)は14時の開始予定となっており、チケット(大人2000円~5500円、小・中学生1000円~2000円)は「楽天チケット」のほか、KOSE新横浜スケートセンター内の「スケートショップウエスト」でも発売中。会場で当日券(前売価格の500円増し)も販売する予定です。
横浜グリッツ試合結果(11月26日・27日)
11月26日(土):横浜GRITS 3[延長]4 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
(※)文中の「#」=背番号
初戦は開始直後にアイスバックスの猛攻を受け、わずか2分半で2点を失ってしまう展開も、第1ピリオド5分過ぎから敵陣内でのプレーが多くなり、12分には第1セットの杉本華唯(かい)選手(FW=フォワード、#21)とアレックス・ラウター選手(FW、#9)がつないで、鈴木ロイ選手(FW、#61)がゴールにねじ込んで1点を返します。
第2ピリオド33分に松渕雄太選手(FW、#84)のシュートで同点に追い付くと、第3ピリオド45分には、敵陣でのフェイスオフでゴール裏まで攻め上がっていたDF(ディフェンス)の熊谷豪士選手(#54)がポスト前に回り込んでパックを放り込んでついに逆転。
しかし、試合終了まで残り7分ほどとなった時間帯にアイスバックスの得点源である古橋真来(まくる)選手(#18)から寺尾勇利(ゆうり)選手(#88)へとつないで同点弾。3対3のまま「3人対3人」での延長戦に入ります。
アイスバックスはパックを奪うと、キーパーを下げて攻撃陣を4人とする戦術をとり、終始パックを支配。延長終了まで2分を切ったなかで古橋選手がゴールを決め、グリッツは3対4で惜しくも敗れました。
(※)左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト、(+1)はパワープレー中の得点
【1P】横浜1-2栃木日光
(シュート数:横浜14-9栃木日光)
- 01:18 栃木日光38.鈴木雄大(30.牛来拓都/4.坂田駿)
- 02:28 栃木日光18.古橋真来(21.荒井詠才/9.佐藤大翔)
- 12:24 横浜61.鈴木ロイ(9.アレックス・ラウター/21.杉本華唯)
【2P】横浜1-0栃木日光
(シュート数:横浜9-6栃木日光)
【3P】横浜1-1栃木日光
(シュート数:横浜9-10栃木日光)
【延長】横浜0-1栃木日光
(シュート数:横浜0-6栃木日光)
- 63:35 栃木日光18.古橋真来(88.寺尾勇利/9.佐藤大翔)
<GK=ゴールキーパー>
- 横浜45.黒岩義博(セーブ27/失点4)
- 栃木日光44.福藤豊(セーブ29/失点3)
※アジアリーグの記録ページはこちら
11月27日(日):横浜GRITS 1 - 6 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)
(※)左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト、(-1)は相手より1人少ないペナルティキリング中の得点、(+1)はパワープレー中の得点
2戦目もグリッツは開始わずか1分48秒で先制点を奪われ、第1ピリオドだけで23本のシュートを浴びながらも何とか1失点で持ちこたえます。
第2ピリオドは1人少ないPK(ペナルティキリング)からのスタートでしたが、センターライン付近でDFのティモシー(ティム)・シュープ選手(#77)が相手のパスをカットしてパックを奪い、つないだFWの鈴木ロイ選手(#61)が単独で攻め上がり、キーパーと1対1の状態から落ち着いてゴールを決め、同点に追い付きます。
鈴木選手が4試合連続となるゴールをPK中に決め、同点に追いついたことで会場は大きく盛り上がりましたが、昨日と違って終始押され気味のグリッツは、第2ピリオド28分に逆転されると、その後も4失点。反撃の糸口をつかめないまま、1対6で連敗となりました。
【1P】横浜0-1栃木日光
(シュート数:横浜5-23栃木日光)
- 01:48 栃木日光22.大椋舞人(81.鈴木健斗)
【2P】横浜1-3栃木日光
(シュート数:横浜7-15栃木日光)
- 20:31 横浜61.鈴木ロイ(77.ティモシー・シュープ)(-1)
- 28:50 栃木日光88.寺尾勇利(29.伊藤俊之/18.古橋真来)
- 38:23 栃木日光13.出口圭太(20.早田聖也/4.坂田駿)
【3P】横浜0-2栃木日光
(シュート数:横浜5-10栃木日光)
- 51:02 栃木日光18.古橋真来(88.寺尾勇利/29.伊藤俊之)
- 59:15 栃木日光22.大椋舞人(5.石川貴大/13.出口圭太)(+1)
<GK=ゴールキーパー>
- 栃木日光70.井上光明(セーブ16/失点1)
- 横浜38.小野航平(セーブ42/失点6)
※アジアリーグの記録ページはこちら
アジアリーグ後半戦「横浜グリッツ」試合日程
- 12月3日(土)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
- 12月4日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
- 12月10日(土)16:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)(詳細)
- 12月11日(日)14:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)(詳細)※年内ホーム最終戦
- 12月15日 (木)11:30:DYNAX戦(ダイナックス=北海道千歳市の社会人チーム)(※)18日(日)まで長野市で開催の「第90回全日本アイスホッケー選手権大会」(トーナメント戦)に出場
- 12月24日(土)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
- 12月25日(日)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
<2023年>
- 1月7日(土)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
- 1月8日(日)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
- 1月21日(土)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(新横浜)
- 1月22日(日)14:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(新横浜)
- 1月28日(土)16:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
- 1月29日(日)14:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
- 2月4日(土)17:00:東北フリーブレイズ戦(西東京=東伏見)※東北主催のアウエー戦
- 2月5日(日)14:00:東北フリーブレイズ戦(西東京=東伏見)※東北主催のアウエー戦
- 2月18日(土)16:00:東北フリーブレイズ戦(新横浜)
- 2月19日(日)14:00:東北フリーブレイズ戦(新横浜)
- 2月25日(土)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(韓国・アニャン=安養)
- 2月26日(日)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(韓国・アニャン=安養)
- 3月4日(土)16:00:ひがし北海道クレインズ戦(新横浜)
- 3月5日(日)14:00:ひがし北海道クレインズ戦(新横浜)※ホーム最終戦
【関連記事】
・<横浜グリッツ>残り1.5秒の劇的勝利、次戦は11月26日・27日に新横浜で(2022年11月21日、前週までの結果)
【参考リンク】
・12月10日(土)・11日(日)レッドイーグルス北海道(新横浜)のチケット情報(横浜GRITS)
・横浜GRITSの試合結果と情報(アジアリーグ)