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2022-23年のプロアイスホッケー「アジアリーグ」が今月(2022年)11月6日で前半戦を終え、横浜グリッツ(GRITS)は16試合を消化して4勝12敗の5位。後半戦は11月19日(土)から再開し、新横浜では26日(土)・27日(日)に試合が予定されています。

前半戦終了(11月6日)時点の順位表、全40試合のうち横浜グリッツはまだ16試合しか消化していない(アジアリーグ公式サイトより、一部加工)

グリッツが参入してからの2シーズンは新型コロナウイルス禍の影響で国内5チームのみの「ジャパンカップ」となっていましたが、3シーズンぶりに韓国チームが参戦して本来の国際リーグに戻ったアジアリーグ。

今シーズンの得点力は増している(11月7日)

9月12日に本拠地の新横浜で開幕を迎えたグリッツは、翌週末までの4試合を3勝1敗で終え、アジアリーグ参入3年目で初の本拠地勝利と開幕連勝を達成しています。

ただ、その後は1勝11敗と大苦戦し、特に上位の「レッドイーグルス北海道」と「HLアニャンアイスホッケークラブ」(韓国)との戦いでは相手を苦しめるシーンが少なく、まだ勝利への道筋を描くまでには至っていません。

明治大からグリッツに加入したDFの三浦選手(#74、左)

一方、今シーズンの大型補強は一定の成果を見せており、ゴールとアシストを足した「ポイント」数では、新加入のアレックス・ラウター選手(FW=フォワード、#9)がリーグ6位に付け、ゴール数では新人の杉本華唯(かい)選手(FW、#21)が9ゴールでリーグ8位につけるなど好調を維持。

前シーズンまでの課題となっていた守備面では、日本代表の欧州遠征メンバー(11月10日~13日)にも選ばれた蓑島圭悟選手(#65)をはじめ、外国籍のティモシー(ティム)・シュープ選手(#77)、新人の三浦大輝選手(#74)がDF(ディフェンス)陣に新たに加わって計6人となり、氷上に出るセット(1セット=FW3人+DF2人)が3つ組めるようになっています。

グリッツはリーグ前半の試合消化数が少なく、まだ半数以上の24試合(全40試合)を後半に残しているだけに「プレーオフ」(1~4位)進出へ向けて後半戦での奮起が期待されます。

)文中の「#」=背番号

)ページ下部に11月5日(土)・6日(日)の試合結果を掲載

アジアリーグ後半戦「横浜グリッツ」試合日程

  • 11月19日(土)17:00:東北フリーブレイズ戦(八戸)
  • 11月20日(日)15:00:東北フリーブレイズ戦(八戸)
  • 11月26日(土)16:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 11月27日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)
  • 12月3日(土)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
  • 12月4日(日)14:00:H.C.栃木日光アイスバックス戦(日光)
  • 12月10日(土)16:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • 12月11日(日)14:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • (※)12月15日 (木)~18日 (日)「第90回全日本アイスホッケー選手権大会」(長野市)出場予定
  • 12月24日(土)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)
  • 12月25日(日)15:00:レッドイーグルス北海道戦(苫小牧)

<2023年>

  • 1月7日(土)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
  • 1月8日(日)15:00:ひがし北海道クレインズ戦(釧路)
  • 1月21日(土)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(新横浜)
  • 1月22日(日)14:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(新横浜)
  • 1月28日(土)16:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • 1月29日(日)14:00:レッドイーグルス北海道戦(新横浜)
  • 2月4日(土)17:00:東北フリーブレイズ戦(西東京=東伏見)東北主催のアウエー戦
  • 2月5日(日)14:00:東北フリーブレイズ戦(西東京=東伏見)東北主催のアウエー戦
  • 2月18日(土)16:00:東北フリーブレイズ戦(新横浜)
  • 2月19日(日)14:00:東北フリーブレイズ戦(新横浜)
  • 2月25日(土)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(韓国・アニャン=安養)
  • 2月26日(日)16:00:HLアニャンアイスホッケークラブ戦(韓国・アニャン=安養)
  • 3月4日(土)16:00:ひがし北海道クレインズ戦(新横浜)
  • 3月5日(日)14:00:ひがし北海道クレインズ戦(新横浜)ホーム最終戦

横浜グリッツ試合結果(11月5日・6日)

前週の釧路での「ひがし北海道クレインズ」戦から第2ピリオドに崩れてしまうという課題を背負って臨んだ今週の連戦。

前回は延長で逆転勝ちを飾った「H.C.栃木日光アイスバックス」を本拠地に迎えての2戦でしたが、今回も“魔の第2ピリオド”を克服できず2試合とも複数失点。

前シーズンからアイスバックス戦は荒れる傾向が見られる(11月6日)

2試合目は、第1ピリオドに一度はリードを奪いながらも、第2ピリオド終了まで残り1分という時間帯に連続失点して引き離され、連敗となりました。

特にアイスバックスの古橋真来(まくる)選手(FW、#18)には2日間で6点を奪われており、今後の対策が必要となりそう。

グリッツでは、前シーズン途中で加入して活躍した石井秀人(しゅうと)選手(FW、#20)の3試合連続となるゴールや、好調を維持するアレックス・ラウター選手(FW、#9)の2ゴールは明るい材料。

FW・石井選手は3試合連続でゴールを決めた(11月7日)

また、2試合目に今シーズン初のベンチ入りを果たした新人GK(ゴールキーパー)・石田龍之進(たつのしん)選手(#32、関西大学出身)の後半戦にも注目です。

記念フェイスオフに登場した新人GKの石田選手(右)、真中は日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の中嶋祐子マーケティング本部長CMO。KFCで勤務する石田選手の上司でもある。左はアイスバックスの佐藤大翔キャプテン(11月7日)


11月5日(土):横浜GRITS 3 - 6 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)

)左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト、(-1)は相手より1人少ないペナルティキリング中の得点、(+1)はパワープレー中の得点

【1P】横浜1-1栃木日光

(シュート数:横浜10-14栃木日光)

【2P】横浜1-3栃木日光

(シュート数:横浜14-16栃木日光)

【3P】横浜1-2栃木日光

(シュート数:横浜14-14栃木日光)

  • 42:55 栃木日光81.鈴木健斗(38.鈴木雄大/18.古橋真来)
  • 53:00 横浜9.アレックス・ラウター97.池田涼希)(+1)
  • 58:37 栃木日光18.古橋真来(30.牛来拓都)(EN=エンプティネット=ゴールキーパー不在)

<GK=ゴールキーパー>

  • 栃木日光44.福藤豊(セーブ35/失点3)
  • 横浜45.黒岩義博(セーブ38/失点5)

※アジアリーグの記録ページはこちら


11月6日(日):横浜GRITS 2 - 5 H.C.栃木日光アイスバックス(新横浜)

)左側の数字はゴール時間、選手名の前に記載の数字は背番号、カッコ内はアシスト

【1P】横浜2-2栃木日光

(シュート数:横浜11-12栃木日光)

【2P】横浜0-2栃木日光

(シュート数:横浜6-10栃木日光)

  • 39:06 栃木日光18.古橋真来(81.鈴木健斗/8.相馬秀斗)
  • 39:48 栃木日光22.大椋舞人(88.寺尾勇利)

【3P】横浜0-1栃木日光

(シュート数:横浜5-12栃木日光)

  • 55:38 栃木日光18.古橋真来(9.佐藤大翔/88.寺尾勇利)

<GK=ゴールキーパー>

  • 栃木日光70.井上光明(セーブ20/失点2)
  • 横浜45.黒岩義博(セーブ29/失点5)

※アジアリーグの記録ページはこちら

【関連記事】

<横浜グリッツ>11月5日(土)・6日(日)に3週間ぶり新横浜で連戦(2022年11月2日、前週までの試合結果も)

<横浜グリッツ>本拠地・新横浜で4戦3勝、初の開幕ダッシュに成功(2022年9月19日、開幕時は好スタートを切った)

【参考リンク】

11月26日(土)・27日(日)H.C.栃木日光アイスバックス戦(新横浜)のチケット情報(横浜GRITS)

横浜GRITSの試合結果と情報(アジアリーグ)