JR横浜線でも近い将来にワンマン運転が行われます。JR東日本は2025年から30年ごろに横浜線や京浜東北線、山手線など首都圏の複数路線で運転士だけで列車を運行する「ワンマン運転」を実施する計画を発表しました。
今月(2021年)12月7日の発表では、山手線や京浜東北・根岸線、横浜線、南武線、常磐線(各駅停車)で2025年から30年ごろにワンマン運転を行うといい、横浜線と南武線を除いて、「無線式列車制御システム(ATACS)」や「自動列車運転装置(ATO)」を導入したり、高度化したりする方針。
ワンマン化に向けては、「必要な車両改造工事や駅設備工事を進めます」(同社)としています。
現在、港北区内を走る鉄道路線では、横浜市営地下鉄が「ブルーライン」と「グリーンライン」の両線でワンマン運転を行っているほか、東急電鉄の目黒線(日吉~目黒~地下鉄線)でも導入済み。今後は東横線もワンマン化する方針が決まっています。これらの路線では、すべての駅にホームドアが設置され、車内の案内も自動放送が導入されています。
一方、横浜線でのホームドア設置は新横浜や菊名、東神奈川、大口、長津田、町田など一部の駅に限られているため、今後はワンマン化に向けてホームドア導入も加速することになりそうです。
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・<JR横浜線>まもなく新横浜駅・菊名駅で「ホームドア」設置、夜間に工事(2021年10月4日)
・<東急電鉄が事業戦略>東横線ワンマン運転や綱島エリア活性化など盛り込む(横浜日吉新聞、2021年5月19日)
【参考リンク】
・首都圏の輸送システムの変革を進めます(PDF、JR東日本、2021年12月7日)