
2016年8月25日付けの神奈川新聞
「相鉄・東急直通線」の開通が現時点での開通予定である2019年4月から3年半ほど遅れ、2022年秋ごろに延期される見通しであると今朝(2016年8月25日)の神奈川新聞が1面トップ記事で報じました。
記事によると、「相鉄・JR直通線」(西谷~羽沢~JR線)が現時点の計画から半年遅れの2019年秋になり、「相鉄・東急直通線」(羽沢~新横浜~新綱島~日吉)が2022年ごろにずれ込むとしています。
関係者の話として、
- 相鉄・JR直通線については、工事をJR貨物線が運転する合間に行っているためはかどらない。
- 新駅設置などにともなう用地買収が思うように進まない
- 想定よりも地盤が弱く地盤改良などの追加工事が必要となる
の3点を理由に挙げています。
また、建築資材や人件費の高騰、消費税の税率引き上げなどにより、事業費は現在の2739億円から大幅に増加。4000億円を超える見通しであるとも報じています。
相鉄・JR直通線は、2013年4月にも延期が発表されており、今回の報道が事実なら「再延期」ということになります。
なお、記事には「遅れる見通しであることが24日、分かった」とのみ書かれており、詳細な理由は「関係者によると」としていることから、公式発表ではなく、神奈川新聞が独自に取材した記事であるとみられます。現時点(2016年8月25日朝)では他の新聞は報じていません。
記事は神奈川新聞のニュースサイト「カナロコ」でも全文が無料公開されています。
【関連記事】
・<相鉄直通新線の鉄道工事>日吉や綱島周辺で今、何を作っている段階なのか?(横浜日吉新聞、2016年8月20日)
・<相鉄・東急直通の鉄道新線>日吉・綱島住民なら知っておきたい3つの焦点と展望(横浜日吉新聞、2015年5月15日)
【参考リンク】
・相鉄の相互直通、再延期へ JRは19年秋、東急は22年ごろ(神奈川新聞「カナロコ」、2016年8月25日2時公開)