夏の暑い時期に0歳から6歳までの乳幼児が突然38度以上の高熱と、のどの奥に水ぶくれが発生する「ヘルパンギーナ」と呼ばれる感染症が大流行しています。神奈川県は2016年7月21日(木)に「ヘルパンギーナ警報」を発令し、手洗いやうがいなどでの予防を呼びかけています。
ヘルパンギーナは、3日から6日間の潜伏期間ののち、突然の高熱に続く咽頭(いんとう)痛が出現するウイルスによる感染症。通常は一週間程度で治るものの、まれに髄膜炎などの重い合併症が起こる場合もあるといいます。咳やくしゃみのをはじめ、体液や便からも感染すると言われており、保育園や幼稚園など乳幼児の多く集まる場所では特に注意が必要です。
横浜市によると、7月11日から17日までの定点における患者報告数は、市全体で6.31人となり、流行警報を発令する基準値である6.00人を上回ったといいます。
港北区は5.50人と基準値を超えていませんが、隣接する都筑区が6.25人で、鶴見区も6.86人と高い数値となっています。
特に神奈川区では12.17人と市内最高値で、緑区も7.20人に達しているだけに、警戒が必要です。
(※)この記事は「横浜日吉新聞」との一部共通配信記事です。
【参考リンク】
・ヘルパンギーナ警報を発令します(神奈川県)
・ヘルパンギーナが流行しています(PDF、横浜市)
・ヘルパンギーナってどんな病気?(横浜市こども青少年局)
・港北区休日急患診療所(菊名駅徒歩8分、日曜・祝日の10時から16時まで診療)
・横浜市北部夜間急病センター(センター北駅徒歩8分、20時から0時まで診療)
・子どもの夏の感染症「ヘルパンギーナ」東京・神奈川で急増(NHK NEWS WEB 2016年7月21日、※一定期間で消えます)