港北区の都心・新横浜と篠原・大豆戸・菊名・小机・新羽などの地域情報を伝えるインターネット新聞

「岸根町うぇぶ」は2016年9月に誕生。町内会単独ではなく、岸根杉山神社奉賛会、岸根囃子連、消防団がタッグを組み“オール岸根”で制作している

「岸根町うぇぶ」は2016年9月に誕生。町内会単独ではなく、岸根杉山神社奉賛会、岸根囃子連、消防団がタッグを組み“オール岸根”で制作している

自分が住んでいる町にインターネット上でのウェブサイトがあり、そのサイトは利用しやすいもの、見やすいもの、さらには多くの人が訪問しやすいものになっているのでしょうか。そんな疑問を日々抱えながら、岸根町在住の人々が、「岸根町うぇぶ」の運営を行っています。

「岸根町うぇぶ」は、一昨年前(2016年)9月に誕生。岸根町町内会(浜田正二会長)や、岸根杉山神社奉賛会(後藤典重会長)、岸根囃子(はやし)連(渡辺道春会長)、港北消防団第一班(岩田正吾班長)の岸根町内4団体が参加し、サイト立ち上げを目的とした「検討会」を同年5月に初開催。

先月(2月)26日に行われた「岸根WEB運営委員会」の様子。それぞれの所属団体から、活発な提案や意見が出されていた

先月(2月)26日に行われた「岸根WEB運営委員会」の様子。それぞれの所属団体から、活発な提案や意見が出されていた

「制作検討会」から「ウエブサイト運営委員会」、立ち上げ後には現名称の岸根WEB運営委員会(浜田委員長)として、話し合いを重ね、現在では年4回程度の会合を行い、同サイトの運営にあたっています。

同サイトでは、それぞれの団体の代表者あいさつ活動履歴を掲載するほか、最新情報を「お知らせ」コーナーやブログで発信。

メンバー間、所属団体を超えた交流を生み出し、また新たな読者の獲得や、イベント・活動への参加者増に少しずつ“成功”も見られ、また回覧板、掲示版にプラスされる“第3の広報手段”としても次第に街に定着。同サイトは街の活性化にも大いに役立っているといいます。

「町内に、たまたまインターネットやウェブサイト制作に明るい勝木さんがいたから、ここまで来られたんです」と同委員長(岸根町町内会会長)の浜田正二さん

岸根クラブ(岸根倶楽部)で夜間に「岸根WEB運営委員会」が開催されている。回覧板、掲示版とともに「第3の広報手段」としてのウェブサイトを、今後も“街ぐるみ”で運用していく(2018年2月26日)

岸根クラブ(岸根倶楽部)で夜間に「岸根WEB運営委員会」が開催されている。回覧板、掲示版とともに「第3の広報手段」としてのウェブサイトを、今後も“街ぐるみ”で運用していく(2018年2月26日)

消防団活動にも「地域のために」と参加していた、WEBサイト制作などを手掛けるデザイン事務所「レブマックス デザイン(REVMAX DESIGN)」(岸根町)代表の勝木達也さんと、浜田さんらが知り合い、勝木さんへの「WEB管理者」としての依頼が可能だったとを契機に、サイト開設が一気に近づいたといいます。

立ち上げた当初は、毎月、運営委員会を開催するほど問題も多くありました」という言葉の通り、“道なき道を行く”サイト立ち上げに伴う各団体間での費用負担の問題や参加者の理解、掲載内容など、議論は白熱し尽きなかったと浜田さんは当時を振り返ります。

サイト立ち上げからようやく1年半を経て「だいぶ落ち着いてきました」と浜田さん。

岸根囃子連のページ。単体でサイトを作るより、まずは「岸根町を知ってもらうことが大切」と、岸根町WEB委員会への参加を決めたという。その由来も詳しく記載されている

岸根囃子連のページ。単体でサイトを作るより、まずは「岸根町を知ってもらうことが大切」と、岸根町WEB委員会への参加を決めたという。その由来も詳しく記載されている

それでも、一つひとつのイベントや、ページ構成、参加や入会をいかに誘導するかといった問題や、それぞれの体験イベントの開催をどうやって実施し、告知すべきかといった内容の深層に至る部分まで、年4回にまで“減った”委員会の席上で、今後も議論を重ね改善していきたいと説明します。

先月(2018年)2月26日の夜に岸根クラブ(岸根町・岸根バス停すぐ)で行われた委員会には11人の委員が参加。毎回勝木さんから提示されるという詳細のアクセス解析レポートによる閲覧数の確認や、開催行事と訪問者数との相関についてもチェック。スマホ比率が43%に上ることや、写真や動画をアップすることの意味、意義についても活発に意見が交換されました。

長く続け、またより良いサイトを産み出すことについて、「町内会など、単独の組織だけで運営するのではなく、『オール岸根』として、複数の団体が参加してくれたことが良かった」と、それぞれの団体が、それぞれの“岸根町”への想いを抱き、それを発信するべきという立場にたった運営方法に、確かな手応えを感じているといいます。

岸根WEB運営委員会を立ち上げた浜田正二委員長。岸根町内会の会長も務めるが、「町内会だけではなく、“オール岸根”で取り組むことが大切」と力説する

岸根WEB運営委員会を立ち上げた浜田正二委員長。岸根町内会の会長も務めるが、「町内会だけではなく、“オール岸根”で取り組むことが大切」と力説する

岸根囃子連担当として参加した伊藤武夫さんも、「お囃子単独で、実はウェブサイトを作りたかったのですが、実際には難しかったんです。まずは、お囃子の前に、この『岸根町』について知ってもらうことを優先すべきと考えました」と、一つの所属団体としての立場であっても、「オール岸根」に参加することで、大きな発信力を得られたと、「町ぐるみ」で作るホームページの力に、大いに感謝しているとのこと。

次世代への橋渡し役としてのウェブの力にも注目しているといい、「昔からあったものを受け継ぎたい、この世代で止めてしまうのではなく、次の世代に遺していきたいという強い思いを感じています」と、サイト上にこれまでの歩みを残すことで、未来に受け継ぐ活動についても積極的に考え、企画し、発信していきたいと意気込みます。

消防団のブログでは、岸根公園でのヘリコプター(航空支援隊訓練)の動画も掲載。各参加団体がブログを執筆することで、それぞれの団体の発信力を高めている

消防団のブログでは、岸根公園でのヘリコプター(航空支援隊訓練)の動画も掲載。各参加団体がブログを執筆することで、それぞれの団体の発信力を高めている

委員長の浜田さんは、「この“地域発信によるウェブサイトの輪”を、岸根だけでなく、城郷地区の全域にも広げていきたいと考えています。岸根にお越しいただき、また住まう皆さんに、この街に来てよかった、住んでよかったと感じていただき、街がこのサイトでの活動や発信した情報を通じて、より良くなるように、活動も継続していきたい」と、城郷地区のモデルとして「岸根うぇぶ」の運営を行っていきたいとの決意を語ります。

まさに「オール岸根」としての街ぐるみでの情報発信に、IT技術の活用という道を選んだ岸根町WEB委員会の新たな挑戦は、すでにサイトを運営している各連合自治会・町内会や、個別の主体団体の中でも、より広く地域の組織や人々を巻き込み、「1つの組織」だけに拠らないサイト運営の新たなモデルを構築しているケースとして話題となりそうです。

【関連記事】

”オール岸根”で地域ポータルサイトを開設、イベント情報や町の歴史紹介も(2016年10月31日)

【参考リンク】

横浜市港北区岸根町の公式WEBサイト「岸根町うぇぶ」(岸根WEB運営委員会)

関連スポンサー広告(グーグルから配信)

カテゴリ別記事一覧