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「地域のホームページ」があると、どんな点がメリットになるのでしょうか。

新たに「今日の岸根公園」フォトブログも誕生した岸根町うぇぶ(リンク・写真)

新たに「今日の岸根公園」フォトブログも誕生した岸根町うぇぶ(リンク・写真)

港北区南部に位置する岸根町では、2016(平成28)年9月から、岸根町町内会など町内で活動を行う4団体が「岸根WEB運営委員会」を組織し、岸根町の公式ホームページ「岸根町うぇぶ」を立ち上げての地域情報発信を行っています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、港北区内の公共施設も臨時休館が継続しており、多く自治会・町内会の会館や集会所も休館中のところが目立ちます。

岸根町でも、「5月と6月の町内会活動は休止としました。組長会などの定例的な会合を行わないことにしたのです」と語るのは、同運営委員会の委員長で同町内会会長の浜田正二さん

先月(2020年)4月27日に行われた町内会理事会は「メール」での初チャレンジ。18人もの理事らが参加したといい、「オンライン上のやりとりを通じて、多くの意見が寄せられました」と浜田さんは、その実施の感想を熱く語ります。

特に、今年も8月1日(土)、2(日)に貴雲寺(きうんじ)で開催を予定していた恒例の「納涼盆踊り大会」も、一部「延期に」との声もあったといいますが、大勢を占めた「中止」との意見を反映することに。

「城郷つながりプロジェクト・第4回地域活動交流会」でも地域交流のけん引をはかる浜田さん。「町会長の雑記帳」コーナーも“更新せねば”と感じているものの・・・(2月22日)

「城郷つながりプロジェクト・第4回地域活動交流会」でも地域交流のけん引をはかる浜田さん。「町会長の雑記帳」コーナーも“更新せねば”と感じているものの・・・(2月22日)

2019年6月号から同サイト上にも掲載してきたという「町内会だより」を、初めてトップの「お知らせ」のページに掲載しています。

「町内の最大のイベントである盆踊り大会の中止は、毎年約2千人もの人々が集う一大行事。広く、またいち早く地域の皆さんにお伝えすることが大切だと考えています」と、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、紙の回覧物の仕分け会合や、実際の配布すらままならない中、浜田さんは“インターネット上で、瞬時に情報を共有できる”メリットを強く感じているといいます。

さらに、最近のトレンドが、運営委員会メンバーの発案から3月に設置されたばかりの新コーナー「フォトブログ『今日の岸根公園』」

昨年度(2019年度)から「岸高生の岸根町探訪帳」コーナーも「岸根町うぇぶ」に掲載。高校生がITや地域に親しむ試みとして注目が集まる

昨年度(2019年度)から「岸高生の岸根町探訪帳」コーナーも、「岸根町うぇぶ」に掲載。高校生がITや地域に親しむ試みとして注目が集まる

同運営委員会のメンバー13人がログインし、自由に参加できるスタイルになっているといい、「日常生活の中で、岸根町の“唯一の広場”である岸根公園の風景を、地元に住まう者としてPRしたいと感じていました。公園に足を運べない皆さんにも、公園内の状況をお伝えできれば」と、投稿者の1人でもある浜田さんは、サイトの多くの閲覧を呼び掛けています。

なお、同サイトでは、「町会長の雑記帳」コーナー(2018年7月開始)や、昨年度(2019年度)からは、岸根高校メディア研究部とのコラボで「岸高生の岸根町探訪帳」ページも開設されています。

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、「紙」に頼らない情報伝達手段がより大切になっていることもあり、同運営委員会の試みは、まだホームページが開設されていない自治会町内会などからの「熱視線」を、さらに集めていくことになりそうです。

【関連記事】

「オール岸根」サイトで街を盛り上げる、“第3の広報手段”として地域のモデルに(2018年3月8日)

地域まちづくりを活発化するには、「城郷つながりプロジェクト」が交流会(2020年2月25日)※浜田さんが分科会長として主宰

【参考リンク】

横浜市港北区岸根町の公式WEBサイト「岸根町うぇぶ」(岸根WEB運営委員会)

(A)自治会・町内会・地域団体グループの発表(港北つなぎ塾2020)※浜田さんも参加

「港北つなぎ塾2019」第2回を港北区役所で開講しました(一般社団法人地域インターネット新聞社)※浜田さんら「岸根町うぇぶ」制作者がパネルディスカッションに登壇