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グルメレポート 新横浜・菊名・大倉山

グルメレポート 新横浜・菊名・大倉山【グルメレポート第20回:2017年5月1日「新羽駅編2」】地元の人しか知らないであろう新羽駅近くの食堂兼弁当店をご紹介します。市営地下鉄ブルーライン新羽駅前の大通り(港北産業道路)を新羽橋方面へ少し歩き、新羽駅東側交差点の先、左側に広がる住宅街にある小さな店は、安さと旨さとアットホームさを兼ね備えた“穴場定食店”。実際に訪ねてみると、昼になると近隣で働く人が次々と集まってくる気持ちが分かりました。

知らない街で良質な飲食店を探すのにもっとも簡単な方法は、昼休みの時間帯に近所で働く人が集まっているかどうかを確かめることではないでしょうか。オフィスや工場などで勤務する人にとって、日々のランチは重要な問題。できるだけ安く旨く近い店を求め、社内で細やかな情報交換が行われているはずだからです。

新羽駅(右側)と隣接する「パティオワンビル」

新羽駅(右側)と隣接する「パティオワンビル」

大きな全国系のチェーンならどこの店でも同じ味と価格なので細かな情報は必要ないでしょうが、地元の人が運営する店の情報はインターネット上でも多くは流れていません

たとえば、新羽駅前では駅の隣にある「パティオワンビル」2階の居酒屋「道楽」のランチは、駅周辺で働く人々に根強い支持を集めていますが、飲食店のクチコミサイト「食べログ」の評点では「3.05」。クチコミの数もわずか8件しかなく、普段は通っていないような人の声が目立ちます。日々使っている人にとっては、安さも旨さもメニューの多さも「当たり前」なので、わざわざ食べログで評点しようとは思わないのかもしれません。

今回紹介する小さな店にいたってはクチコミ数が3件で、数が少なすぎて評点不能という状況です。食べログだけを見る限りは、このような飲食店で冒険したいとは思わないでしょう。だからこそ、本当の状況を知るためには、地元で実際に昼間の様子を見ることが大事になってきます。

駅に近い住宅街のなかにある「しらぎく」

駅に近い住宅街のなかにある「しらぎく」

住宅街にあるその店は、店先に「しらぎく」としか表示されておらず、「弁当店」兼「定食店」兼「居酒屋」だということですが、遠くから見てもよく分かりません。12時を過ぎると作業服の人やスーツの人が次々と吸い込まれていきます。なかには、近所の主婦らしき人が店の外で弁当を注文する様子も。

外観からは狭そうに見える細長い店内は、カウンターやテーブルを含めて30席ほどあって案外広く、それでもランチ時間帯はほぼ満員状態。入口付近に100冊ほどあるマンガを手に、慣れた様子で待つ人が目立ちます。

メニューは「生姜焼き」「肉野菜炒め」「から揚げ」「ロースカツ」「ハンバーグ」「ミックスフライ」「カツ丼」「カツカレー」に加え「刺身3点盛り」「煮魚」「焼き魚」など定食17品と、4種の日替わり定食を含めて20種類以上。これらがすべて税込580円の均一価格。納豆や生卵(各50円)などのサイドメニューの追加も可能です。

日替わり定食は「さばの竜田揚げ大根おろしがけ」「厚あげとひき肉のみそあんかけ丼」など、日々通っても飽きさせないような店側の工夫が感じられます。しかも何を注文しても580円という安心感は嬉しいところです。

「生姜焼き定食」、定食はすべて580円均一

「生姜焼き定食」、定食はすべて580円均一

注文を受けてから調理が始まるため、ランチ時は少し時間を要することがありますが、すべて作りたて。確かに全国系飲食店のような洗練された味ではありませんが、すべてのメニューが素朴な旨さを感じさせてくれます。カレーもレトルトではなく、店で手作りした様子です。

もし自宅でこんな料理が食卓に並んでいたら、きっと嬉しいだろうと思えるメニュー構成と味で、近隣で働く男性諸氏が日々通っている気持ちがよく分かりました。水はセルフサービスで、支払いは、いったん外へ出て弁当店側で払うという“ローカルルール”もほのぼのとします。

カレーも手作りしている様子

カレーも手作りしている様子

ちなみに弁当メニューは「のり弁」(税込300円)や「鮭弁当」(同380円)、「唐揚げ弁当」(同400円)など30種類以上あり、多くが400円台。“最高級”の「特製幕の内」でも税込550円です。夜の居酒屋時は生ビールや日本酒、サワーなどが税込290円の均一価格。つまみ類はほとんど330円かそれ以下となっていました。

地元の穴場店を見つけて嬉しくなり、今後新羽を訪れる時には、千円札1枚持って「しらぎくのメニューを昼も夜も全部制覇してやる」と強く思ったのでした。

  • 新横浜&周辺エリアのグルメレポートは記者が個人的に訪れているなかで、「ここは!」というお店についての情報を紹介するとともに、個人としての所感を述べていく連載です。バックナンバーはこちら。なお、日吉・綱島・高田エリアの記事は「横浜日吉新聞」をご覧ください。

)昨年(2016年)12月から20回にわたって毎週月曜日に掲載してきた「グルメレポート」ですが、一旦定期的な掲載は終了し、今後は不定期連載となります。(2017年5月1日)

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<グルメ>新羽駅前が1号店、弁当店内で定食やラーメン、豊富なメニューは「損しない味」(2017年1月10日)

【参考リンク】

しらぎく(食べログのページ)

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