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横浜アリーナ

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これまでキリンの傘下だった横浜アリーナの運営会社は、西武鉄道の子会社に変わります。キリンホールディングス(HD)は保有する株式会社横浜アリーナ(新横浜3)の株式7万株(発行済み株式の58.8%)のうち、5万5000株(発行済み株式の46.2%)を西武鉄道に、5000株(発行済み株式の4.2%)を大手芸能事務所のアミューズに譲渡すると発表しました。

これにより、キリンHDの保有比率は58.8%(1位)から8.4%(3位)となり、西武鉄道は16.8%(3位)から63.0%(1位)に上昇。横浜アリーナは西武鉄道の子会社となりました。なお、横浜市の保有比率(24.4%、2位)に変更はありません

横浜アリーナ(左)と西武グループの新横浜プリンスホテル(右)は至近距離にある

横浜アリーナ(左)と西武グループの新横浜プリンスホテル(右)は至近距離にある

西武鉄道では、今回の子会社化について「横浜アリーナの周辺に配する当社グループが保有する新横浜プリンスホテル、新横浜プリンスペペなどと連携を強化することで、新横浜エリアの事業基盤を一層強化いたします」といい、「横浜アリーナの営業力を活用し、西武鉄道沿線のメットライフドーム(西武ドーム)などに、コンサート、スポーツイベントなどを誘致する」としています。

横浜アリーナに資本参加したアミューズは、東京証券取引所第1部に上場する大手芸能事務所で、サザンオールスターズや福山雅治さんらが所属しています。同社では「『横浜アリーナ』設立当初より同アリーナを継続的に利用してきており、長年にわたって数多くのアーティストのコンサート、各種イベントを開催してまいりました。また、当社グループでは従来事業の中でも施設運営に携わってきておりますが、近年、ライブ市場が拡大している中、施設運営のニーズは一層高まると考えております」と株式取得の理由を説明。同社の株式保有比率は4.2%(4位)となりました。

1989年のオープン以来、無数のアーティストによる公演やイベントが開かれてきた

横浜アリーナでは1989年のオープン以来、無数のアーティストによる公演やイベントが開かれてきた

一方、株式を譲渡したキリンHDは、「『コト消費』の盛り上がりによりコンサート等のライブ・エンターテインメントの需要は増しており、お客様のニーズの多様化に伴い、施設運営者には、よりきめ細かいサービスや施設の利便性向上が期待されています」としたうえで、「商業施設運営に多くの知見と経験を有し、設立当初から横浜アリーナ社の運営に携わっている西武鉄道社をはじめとする西武グループのもとで事業展開することが有益であると考えました」と述べています。

横浜アリーナは、横浜市政100周年を記念し、新横浜3丁目の市有地に130億円をかけて1989年4月に開設。オープンにあたって横浜市は、市とゆかりの深いキリンビール(当時)と西武グループのプリンスホテル(当時)に出資を依頼し、当初は市が主導する第三セクターとして運営されてきました。

その後、横浜アリーナの経営が順調なことから市が関与を薄め、2005年から民間主導に移行。市の出資比率は24.4%まで下がっています。なお、土地・施設ともに寄付を受ける形で市が所有していますが、市は45年間にわたり無償による施設専用利用権を運営会社の横浜アリーナに付与しているとのことです。

【関連記事】

稼働率が過去最高だった「横浜アリーナ」、市内への経済波及効果は409億円に(2016年8月10日)

【参考リンク】

株式会社 横浜アリーナ 株主構成変更のお知らせPDF、株式会社横浜アリーナ、2017年3月3日)

株式会社横浜アリーナの株式一部譲渡のお知らせ(キリンホールディングス、2017年3月3日)

株式会社横浜アリーナの株式取得(子会社化)に関するお知らせPDF、株式会社西武ホールディングス、2017年3月3日)

株式会社横浜アリーナの株式一部取得のお知らせPDF、株式会社アミューズ、2017年3月3日)

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