チームの可能性を示した3シーズン目でした。
自動車レース「スーパーGT(Super GT)」(GT300クラス)に参戦しているアネスト岩田株式会社(新吉田町)による「アネスト岩田レーシング(ANEST IWATA Racing)」は、今月(2025年)11月2日に今季の全日程を終え、計46ポイントを獲得し、チームは前年より5つ順位を上げて17位(28チーム中)となりました。
今季はBドライバーに41歳(現在42歳)のベテラン・安田裕信(ひろのぶ)選手を起用し、車両のメンテナンスをこれまでの「アルナージュレーシング(Arnage Racing)」から株式会社ゲイナー(GAINER、京都市左京区)に変更。
また、エントラント(競技参加)名も「アネスト岩田レーシング・ウィズ・アルナージュ(ANEST IWATA Racing with Arnage)」からアネスト岩田レーシングに変え、カーナンバーを50番から26番に変更するなど、「2025年からが本当のスタート」(松浦佑亮監督)として新たな体制で臨んだシーズンでした。
4月の初戦では、21番手のスタートから安田選手が力走して2位に入り、チーム初の表彰台(1位~3位)を実現。新体制となって上々の滑り出しに「こんなに早く結果につながるとは思っていませんでした」とAドライバーのイゴール・オオムラ・フラガ選手も驚くほど。
一方で次戦以降は、上位入賞者のハンディとして慣れないサクセスウェイト(重り)が課せられたこともあって苦戦し、夏の終わりには完走できないレースも連続しました。
「サクセスウェイトやBoP(Balance of Performance=車両の性能調整)、各大会で直面したタイヤ選択や車両セッティングの難しさ、さらにはピットトラブルなど、様々な試練が続きました」と武田克己総監督は振り返ります。
10月の第7戦では11位に食い込んで第2戦以来となる8ポイントを獲得して存在感を見せましたが、最後の第8戦では20位で終えることになりました。
それでも「今年一年、時折上位を狙えるレースができたことは非常に良かった」と松浦監督が言うように、参入3年目で2位入賞を勝ち取り、前年より年間順位を5つ上げたことは大きな成果。
「多くの困難を経験しながらも、貴重なポイントを積み重ね、2025年シーズンをGT300クラスチームランキング17位で終えられたことはチームの成長の証(あかし)。この経験を来シーズンへの大きな糧とし、改善すべきは改善し、さらに競争力のあるチームを目指してまいります」と武田総監督は来季を見据えます。
来年(2026年)も全8戦(うち1戦はマレーシア開催)が開催される予定で、第1戦は4月11日(土)・12日(日)に「岡山国際サーキット」(岡山県美作市)で行い、11月7日(土)・8日(日)に「モビリティリゾートもてぎ」(栃木県茂木町)で開く第8戦が最終戦となるスケジュールです。
4季目を迎えるアネスト岩田レーシングは、GT300クラスの上位戦線で存在感を発揮できるチームとなっているでしょうか。5カ月後には新シーズンが開幕します。
ANEST IWATA Racing RC F GT3(26号車)の2025年戦績
▼2025年チームランキング
- 17位/28チーム中(計46ポイント獲得、1位との差-60ポイント)(詳細)
※1位~完走(3周遅れまで)の場合、最大で25ポイントから最小1ポイントまでが付与される
▼4月12日・13日:第1戦「岡山国際サーキット」(300km)
- 決勝:2位/28台中(9.718秒差)(詳細)
- 予選:21位/28台中(予選1回目B組11位)
▼5月3日・4日:第2戦「富士スピードウェイ」(3時間レース)
- 決勝:11位/28台中(3:02’38.844+5秒差=ペナルティによる5秒加算)(詳細)
- 予選:16位/28台中(予選1回目B組8位)
※第3戦(マレーシア)は未参戦
▼8月2日・3日:第4戦「富士スピードウェイ」(スプリントレース)
▼8月23日・24日:第5戦「鈴鹿サーキット」(300km)
- 決勝:―位/28台中(18周差)(詳細)(31周のみ走行、リタイア扱い)
- 予選:15位/28台中(予選1回目A組5位)
▼9月20日・21日:第6戦「スポーツランドSUGO(宮城)」(300km)
- 決勝:―位/28台中(28周差)(詳細)(39周のみ走行、リタイア扱い)
- 予選:19位/28台中(予選1回目B組10位)
▼10月18日・19日:第7戦「オートポリス(大分)」(3時間レース)
- 決勝:11位/26台中(1周差)(詳細)
- 予選:12位/27台中(予選1回目A組9位)
▼11月1日・2日:第8戦「モビリティリゾートもてぎ(栃木)」(300km)
- 決勝:20位/28台中(1周差)(詳細)
- 予選:20位/28台中(予選1回目B組10位)
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・<アネスト岩田レーシング>2025年の初戦で2位初入賞、21番手から大逆転(2025年4月14日、初の表彰台)
・アネスト岩田レーシング、創業100年へ体制一新で挑む3年目のスーパーGT(2025年2月25日、今季の体制について)
【参考リンク】
・アネスト岩田レーシング(ANEST IWATA Racing=A.I.R.)の公式サイト(最新情報やレースレポートなど)
・アネスト岩田レーシング「チーム&ドライバー紹介」(スーパーGT公式サイト)






