一昨日(2016年10月14日)に米アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)が安倍晋三首相と会談し、綱島東4丁目のパナソニック工場跡地を使った大規模再開発「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST)内に建設中の研究所について、今年12月に完成すると正式に明かしました。
昨年(2015年)9月から工事が始まった米アップルによる研究所「綱島テクニカル・デベロップメント・センター(綱島TDC)」は、綱島街道沿いにあり、相鉄・東急直通線の「新綱島駅(仮称)=2022年秋以降完成予定」の開通後は、徒歩10分以内でアクセスできる位置に建てられています。
この国の家電業界を牽引したパナソニックの工場が消え、スマートフォンで世界を席巻する米アップルの研究所に変わることは、現在の日本を現しているのかもしれません。
そんな象徴的な場所に作られているアップルの研究所。日本で同社の研究所が設けられるのは初めてのことで、本社の米国以外ではきわめて異例です。昨日(10月15日)現在、地上4階建ての建物自体はすでに完成したようで、室内に作業員が入って何らかの工事を行っている様子が見られました。わずか1年前は、雑草が生い茂っていた空地に全面ガラス張りの先端研究所が現れたことに驚かされます。
綱島SSTに建設が進むアップル研究所のこれまで様子と現状を写真でお伝えします。
2016年10月15日現在のリポートは以上です。
※この記事は「横浜日吉新聞」での掲載内容を「新横浜新聞~しんよこ新聞」向けに一部改編して掲載しました
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